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March 27, 2009
Vアメリカの頃 その3

viggo.jpg
::『ヤクザ VS マフィア』の撮影現場で。
  ヴィゴ・モーテンセン、石橋凌さんと。


当時はレンタルビデオがバブル期だったので、東映ビデオが「Vアメリカ」というシリーズを始めた。と言っても監督も主演俳優も日本人で、要するにアメリカロケのVシネマ。そこで、監督もアメリカ人にしてアメリカの会社から製作費も出してもらって共同製作するのはどうかと提案したところ、豪放磊落な渡邊亮徳社長(当時)が乗ってくれた。

企画はヤクザものがいいと言われ、ヤクザ映画のビデオを片っ端からレンタルしてきて研究し、3つのプロットを自分で書いた。それが、ヴィゴ・モーテンセン主演の『ヤクザ VS マフィア』、ヴァージニア・マドセン主演の『刺青 IREZUMI』、ラッセル・クロウ主演の『NO WAY BACK 逃走遊戯』となって実現した。

bluetiger.jpg
::『刺青 IREZUMI』の撮影現場で。
  左から、僕、ヴァージニア・マドセン、ハリー・ディーン・スタントン、
  黒澤満さん、仲村トオルくん、オズラの小峰くん。


それぞれ世界中のビデオマーケットに売れて十分な利益を出し、しかもヴィゴもラッセルも今や大スター。ヴァージニアも『サイドウェイ』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。



March 21, 2009
沖縄国際映画祭

okinawa.jpg
::灼熱のレッドカーペット。
  紀里谷監督、大沢たかおさん、ゴリさんと。


11年ぶりに沖縄へ来た。『GOEMON』が第1回沖縄国際映画祭のオープニング作品に選ばれたからだ。レッドカーペットを歩き、ティーチインに出席する一方で、美味いものを喰いまくっている。

awanami.jpg
::「泡波」最高!


昨日の昼は、映画祭のアテンドをしてくれているクオラスの森くん推薦の「ポケットマーニー」でカレーを食ったが、ニンニクの甘さが辛さと絶妙に絡み合って絶品だった。「きしもと食堂」の沖縄そばも「富士家」の沖縄ぜんざい(と言っても、かき氷なのだが)も「もも太郎」で飲んだ波照間島の泡盛「泡波」も最高だったし、昨夜は石坂浩二さんからのお誘いで板尾創路さんと食事し、今日はCELLの原社長からのお誘いで高須光聖さんと食事した。こんな交流が出来るのが映画祭の醍醐味で、東京国際映画祭がダメなのは、東京なんていう日常的な空間でやるからだ。

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::念願の美ら海水族館へも行った。


この映画祭は素晴らしい可能性を秘めていると思う。日本を代表する映画祭になることを期待したい。



March 16, 2009
再び台北から

dintaifung.jpg
::「鼎泰豐」の小龍包。やっぱり美味い!


先月に続いて、昨日から再び台北。

昨日は「台北影業」という現像所を訪ねた後、新人監督と会い、夜は『海角七号』のジミー・ファンプロデューサーとウェイ・デサン監督と小龍包の有名店「鼎泰豐」で食事。

今日は映画産業を管轄している行政院新聞局へ行き、配給会社の方々とランチして、日本でも8月に公開される『九月に降る風』のトム・リン監督をはじめ何人かの新人監督と会った。

台北を初めて訪れたのは19年前。その頃付き合っていた台湾出身の女の子に誘われて来たのだが、台風が直撃し、ホテルも停電。部屋には蝋燭が運ばれてきた。外出禁止となり、部屋の窓から外を見ていたら、看板が飛んでいくのが見えて『オズの魔法使』みたいだなあなんて思ったことを思い出す。

映画のキャンペーンでも何度か来たことがあり、真田広之さん、松嶋菜々子さんと『リング』のキャンペーンで来たときは屋台で食べた腸詰めが美味くて感動したことを憶えている。



March 12, 2009
奥菜恵さん、お幸せに!

大人計画の「キレイ 神様と待ち合わせした女」という舞台を観て、彼女のものすごい表現力に圧倒され、主演女優を誰にするかで悩んでいた『呪怨』に出てもらった。その後も『犬神家の一族』『シャッター』で一緒に仕事したが、女性としての魅力も女優としての力量もさらに磨きがかかり、どんな女優さんになっていくのかがすごく楽しみな人だ。その奥菜恵さんが結婚したというニュースを聞いた。今度こそ、幸せになってくださいね!

今日は11:00からエイベックスの定例会議に出た後、松竹の小林さんとグランドハイアットの「チャイナルーム」でランチし、オフィスに戻って三宅監督と打ち合わせ。

夜は、セブンスアヴェニューの中村社長と銀座「福治」で食事し、家に帰って『板尾創路の脱獄王』を観る。僕は大の板尾ファンなのだが、映画は予想以上にしっかりと出来ていて、板尾さんならではの冒険心に満ちた映画になっていた。



March 10, 2009
『ヤッターマン』

またもや新作映画がクランクインしたので今朝もロケに顔を出した後、『ヤッターマン』を観る。深田恭子のドロンジョ率いるドロンボー一味が大活躍して、とっても楽しい映画になっていた。彼女もこれまでになく魅力全開!

12年前、「それが答えだ!」というテレビドラマの第1話を見てまだ新人だった深キョンの魅力に圧倒され、『リング』の高校生役を交渉しに行ったことを思い出す。まだ中学生だったので断られたが、翌年の『リング2』に出演してもらうことができた。

三池監督は、ヤッターワンが六本木ヒルズを走ってくる劇場用特報を見て、映画の中の世界をリアルな世界ではなく作り物の世界に変えたと聞くが、その決断は正しかった。

たっぷりと予算をかけてこんなおバカ映画を作る心意気も嬉しいし、大ヒットしていることも嬉しいが、新しい娯楽映画の時代の幕開けを実感させてくれる作品が日本で続々と誕生していることが何よりも嬉しい。



March 06, 2009
『チェンジリング』

昨日は深夜まで新作映画の撮影に立ち会った。

今日は髪を切り、「旬房」でランチ・ミーティングし、オフィスへ行ってフジテレビの河井さん、佐々木監督と脚本家の加藤くん、EFの小谷さんと打ち合わせし、赤坂「黒澤」で豚しゃぶを食べて、六本木ヒルズのTOHOシネマズでクリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』を観る。

僕はイーストウッドのファンではないし、『許されざる者』も『ミスティック・リバー』も『ミリオンダラー・ベイビー』も個人的には好みではなかったのだが、この映画は凄い! 凄まじい傑作だ。一本の映画を観ている間に、人間を信じる気持ちを失い、もう一度信じようという気持ちになり、生きるということの残酷さを思い知らされ、最後にまた、それでも生きていこうと思わされた。こんな傑作とまた出会えたことに感謝したい。

未見の方はぜひ今すぐ劇場へ!



March 03, 2009
すし玉

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::肝の載ったかわはぎ。絶品!


昨日の朝から富山へ。雪が降るとおどされて防寒着を持ってきたが、ずっこけるほどの暖かさ。

空港から直行で、日本でいちばん美味いと評判の鮨屋へ。しかも、回転寿司。その名は「すし玉」。プリンなんかも回っている見た目は普通の回転寿司屋だが、期待以上の美味さ! ぶりトロやらかわはぎやらのどぐろやらを死ぬほど食べて、一人3000円! 東京で鮨を食べるのはもうやめよう。

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::しょっぱいけど、すっきりした味で美味い!


森雅志富山市長とお会いした後、今度は富山名物ブラックラーメンを食べに「大喜」へ。ものすごくしょっぱいのだが、病みつきになる美味さ!

夜は「リバーリトリート雅楽倶」に泊まってのんびりするつもりが、『GOEMON』本ポスターのコピーをめぐって夜中まで電話するはめに。

今朝はすっきり目覚めて温泉に浸かり、再び「すし玉」へ。昨日を上回る皿数を食べ、満足して帰京。

夜はアオイスタジオで『GOEMON』予告編の編集に立ち会う。

ああ早く富山に戻りたい。



March 01, 2009
Vアメリカの頃 その2

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::銃を撃つ真似をしながら、絵コンテを説明するクリストフ・ガンズ監督。
  左は加藤雅也さん。


『トゥルー・ロマンス』を作ったフランス人プロデューサー、サミュエル・ハディダが日本のコミック「クライング・フリーマン」の映画化を熱望しているとブライアンから聞き、会うことになった。監督には彼が才能を買っているフランスの新人監督を起用するつもりだという話になり、それなら『ネクロノミカン』の1話を試しに撮らせてみたらどうかとブライアンが提案。それで、サミーも『ネクロノミカン』に共同出資することになった。

その新人監督とは、後に『ジェヴォーダンの獣』『サイレントヒル』を撮って注目を集めるクリストフ・ガンズ。彼は「ミスミ(三隅研次監督)の映画はフジカラーだったからコダックじゃなくてフジを使いたい」なんて言うくらいの日本(のコミックや映画の)おたくだった。

『ネクロノミカン』のクランクインは93年4月。低予算映画とは言え、初めてのアメリカ映画の撮影現場にわくわくしたのを鮮明に憶えている。