January 31, 2009
世界は狭い
昨夜は六本木「LA CHOUETTE」でワインを飲んだ後、念願の赤坂「燻」へ。オムライスもカレーももちろん燻製も、すべて美味しかった。業界人が多いとは聞いていたが、秋元康さん、村上隆さん、そして、『チャーリーズ・エンジェル』『ターミネーター4』のマックG監督とばったり会った。
今日は12:30にイマジカへ行ってスタッフ向けの『GOEMON』初号試写に立ち会い、上映中はロビーで、安里監督作品、佐々木監督作品の打ち合わせをして、青山の「ヴィヴィール鍼灸院」で鍼を打ってもらう。
夜は、証券マンにして作曲家という知人宅のホームパーティへ。彼の学生時代の先輩と同級生を紹介されたが、同級生は偶然にも仕事上の知り合いで、先輩は何と!僕が映画化しようとしているエッセイに登場する人物だった。世界は狭い。
明日はようやく寒い日本を離れ、2カ月ぶりにLAに戻る。
January 30, 2009
『GOEMON』ついに完成!

::5月1日公開!
朝からオズで三宅監督作品と落合監督作品の打ち合わせをし、12:30から「リストランテ ラ プリムラ」でパパドゥの山田社長と柴本幸さんとランチ。
そして、イマジカへ。今日はついに『GOEMON』の初号試写。一昨年の夏、撮影が始まったばかりの頃は、完成する日が来るとはとても思えなかった。そのくらい大変なプロジェクトだった。だからこそ、圧倒的な力を持つ作品に仕上がった。よかったとか感動したとかいったレベルではなく、観る者を圧倒する力がそこに漲っている。観に来てくれた友人たちは「凄い!」とか「ヤバい!」とか一言だけ残して帰って行き、メールで感想を送ってきてくれた。作品から解放されるのに時間がかかるのだと思う。
いちばんうれしかった感想は「これが見たかったんだと!思いました。本当に。すっかり忘れたけど感激するって、こういうことなんだなーと」というもの。
映画の持つ力を思い出させてくれる映画になったと思う。
January 29, 2009
明日はいよいよ『GOEMON』初号試写!

::「福治」の、リゾット風に煮込んでもらった「ふぐ雑炊」。
おこげがヤバイくらいに美味い!
昨日は髪を切り、12:15から「赤坂璃宮」でTBSの濱名さんとランチし、14:00からはワーナーで『GOEMON』の宣伝会議。宣伝部の体制がようやく強化されたので、最近のヒット作、不発作のデータを基に、これから3カ月をどう闘っていくかの確認作業を3時間かけて行う。
オズに戻って2月にインする映画のスタッフ顔合わせをした後、20:00にはエイベックスの定例会議へ。
今日は8:30からEFの小谷さん、木藤さんとパワー・ブレックファストし、家に戻って脚本を何冊か読み、12:00には吉本興業へ行き、オズに戻って2月にインする映画の宣伝打ち合わせと長崎監督と進めている映画の脚本打ち合わせをし、18:00からはパラマウントで『ゴースト』の脚本についての意見交換。
19:30には「福治」へ行き、佐藤信介監督と久々に会う。『砂時計』についての忌憚ない意見を伝えた上で、脚本家の鈴木智さんも交えて楽しい酒を飲んだ。
January 26, 2009
『感染列島』続報
ネタバレがあります!
妻夫木聡は半笑いで緊張感なし。壇れいはなぜか舞妓さんのような白塗り。藤竜也は下手な関西弁が鬱陶しい。なぜ関西弁の必要があるかはまったく不明。鳥インフルエンザの恐怖を描いていくのだと(観客も登場人物も)思っていたら、鳥インフルエンザは関係なくてアジアの小さな島国からきた謎の病原体が原因だと政府が突然、発表。呆然とする登場人物。ずっこける観客。養鶏場の娘なんて学校でいじめられたし、父親は首吊って死んじゃったのに。濡れ衣とはこういうことだよ!って、そんな映画を観たいわけじゃないのに、そんなドラマを延々と見せられてきたから。半笑いなので使命感なんて感じなかった妻夫木がなぜかその島国へ潜入。しかも、マスクしちゃうと顔が画面に映らないからマスクなしで。あんた、ゴーグルしないで検診していた先輩が死んじゃうの見たでしょう? 主人公なのに、学習能力ゼロなのかい! しかも、島では謎の病原体に冒された島民たちが「病気うつすぞ〜」ってな感じで襲ってくる。ゾンビ映画の演出なので笑える。病院の中とアジアロケが延々と続いて気づかなかった間に日本は死者が増え(とテロップで説明される)、銀座通りは「北斗の拳」みたいな廃墟になってる。合成されている妻夫木の縮尺が間違っているから、ものすごくSF映画な感じ。妻夫木がでかいのだ。というより、銀座が小さくて、田舎町に見える。正しい縮尺で合成したら妻夫木が小さくなっちゃって、「もうちょっと大きくしとこうよ」「このくらいなら範疇でしょ」みたいな会話が交わされたことが想像される。ラスト、意外に使命感があったはずの妻夫木は患者をほったらかして瀕死の恋人の元へ。しかも、車が途中でエンスト。走る妻夫木! でも、次のカットであっさり到着。エンストは何の意味があったのか?
ものすごく観たくなったでしょ?
January 25, 2009
『感染列島』
『感染列島』を観た。最悪。観てる間に腹が立ってきた。軸がどんどんずれて行き、結果、安いドラマを延々と見せられることになる。予算をケチってか、舞台のほとんどが病院だから、社会の緊迫した状況はまったく伝わってこない。
この映画のプロデューサーはヒットメイカーを自負しているらしいが、安易なお涙頂戴映画の連発はいい加減にやめてほしい。
主演俳優も雑誌で「ただのパニック映画じゃなくて命の尊厳を描いた映画だったから出演しました」みたいなことを言っていたが、この映画のどこをどう探しても、命の尊厳を描こうなどという理念は微塵も感じられない。それに『感染列島』という題名で映画を作るなら、少なくとも上質のパニック映画を作るべきであって、そんな発言はお客さんに対して失礼だし、真剣に娯楽映画を作っている者に対しても失礼だ。パニック映画に見せかけて安手に作ったC級映画に主演したことを自覚すべきだ。
January 22, 2009
完成報告記者会見

::こんなに凄い熱気の記者会見は初めて。
10:00からイマジカで『GOEMON』の仮ミックス版デジタル試写を観る。今日は客観的に観られなかったので、映画の感想は30日の初号試写の後に詳しく書くが、ただ一言、「凄い!」とだけは言っておく。
試写の後はウエスティンの「龍天門」でEFの小谷さん、木藤さん、オズラのユウコとランチミーティングし、オフィスで中田監督と打ち合わせした後、代々木競技場へ。
17:30から第二体育館で、『GOEMON』の完成記念記者会見。限定1000枚の特別前売券を買ってくださったお客様の熱気も凄かったが、今朝の試写を観て出席したキャストの熱気も凄かった。そして、監督のスピーチには涙が出た。ここまで、ほんとに長い道のりだった。

::監督のスピーチは熱く感動的だった。
会見の後は代官山「AFRICA」に移動して、完成記念パーティ。スタッフ、キャスト、出資者合わせて250人の関係者が集い、5月1日の公開に向けてさらなる闘いを誓った。
January 15, 2009
ディレクターズマガジン

::購入はこちらから。
長い長いインタビューを受けた「ディレクターズマガジン」の見本誌が届く。去年1年間、一本の映画も撮らず、いろんな人と会い、いろんなことを話し、いろんなことを考えて、ようやく答えを見つけ、今年からまた走り出した。そんな今の思いを22ページにわたって載せていただいたので、ぜひお読みください。少なくとも、僕から紹介させていただいた紀里谷和明監督、訓覇圭プロデューサー、岩井俊二監督のインタビューは抜群に面白いので、ぜひ。
今日はファイナルミックスを18:00に抜けて、エイベックスへ。新しいプロジェクトを始動させるための戦略立案を4カ月かけて行う、今日はその定例会議の第1回。会議の後は、プロジェクトメンバー全員で赤坂の韓国居酒屋「おんがね」へ。どの料理も美味く、メンバーとの会話もすごく楽しかった。
夢と希望と冒険に満ちたプロジェクトの船出は、ほんとにわくわくする。
January 14, 2009
ファイナルミックスが始まる
今日は終日、2本の新作映画のオーディションをオフィスで。
そして、明日からはいよいよ『GOEMON』のファイナルミックスが始まる。録音の矢野さんと音響効果の伊藤くんから、これまでの日本映画でいちばん音の多い映画じゃないかと言われるが、確かにそうかもしれない。まあ、そんなことは何の自慢にもなりませんが。
音楽の松本晃彦さんからは、素晴らしい曲が次々と(かなり遅れ気味にですが)上がってきている。希望と絶望と、素朴さと重厚さと、純粋な思いと裏切りや野望とが共存し、過去だけど過去じゃなく、日本だけど日本じゃない世界。そんな映画の音楽を作るのは大変だと思う。監督も僕も、なかなか納得しないし。
でも、そんなみんなの闘いの中から凄い映画が誕生しようとしている。血反吐を吐くほどの闘いの中からしか真の傑作は生まれ得ない。そして、そんな中から生まれた傑作は必ずや人々の気持ちを動かすと信じて闘っている。
January 12, 2009
『K-20 怪人二十面相・伝』
今朝は『K-20 怪人二十面相・伝』を観たが、噂以上に面白かった。佐藤嗣麻子監督の健闘を称えたい。
彼女は『エコエコアザラク』や「鬼武者」オープニング・ムービーの監督として知られているが、ジュリアン・サンズ主演の『ヴァージニア』という英語映画も監督しているし、「アンフェア」とか稲垣金田一シリーズの脚本家としても活躍している。
映画は、脚本も十分に練れていて、夢と希望とロマンがあって、笑いもちゃんとあって、アクションもあり、セットも小道具もCGも豪華で画の密度も高い。金城武も松たか子も仲村トオルもはまり役で(中でも松たか子は出色)、高島礼子もいい味出してるし、でも残念ながら、あんまりワクワクはできなかった。
それはなぜか? 計算ずくが見え透いて、計算を超えるものとか隙とかがないからだと思う。とは言え、計算でここまで面白くできているのだし、1800円払って十分に満足した久々の日本映画だった。
拍手。
January 07, 2009
『252 生存者あり』
年が明けて、連日打ち合わせラッシュ。
昨夜は脚本家の鈴木智さんの紹介で、向井万起男さんと食事。「君について行こう」の著者で、日本初の女性宇宙飛行士・向井千秋さんのご主人。とっても楽しい方で、とびきり楽しいひとときだった。
今朝は『252 生存者あり』を観る。メインの舞台が地下だから華がないし、主要な登場人物が誰も死なないから緊迫感は生まれないし、これでもかっ!という位にお涙頂戴だから涙は出るけど感動はないし、内野聖陽は全編力んでてほとんどコメディの域に達してるし、でも、きちんと作られた娯楽映画ではあった。
上映前に『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の予告編が流れ、予告編だけで涙が出た。内容の濃さが溢れ出て、期待に胸躍り、映画を観たくなる。そんな、お手本のような予告編だった。もちろん、作品が濃密だからこんな予告編が作れるのだけど。
January 03, 2009
日本のお正月

::わが家の正月飾り。
年末に、イー・モバイルのTouch Diamondを購入。EM・ONEよりずっと小さくなった上に、住所録の表示切り替えや検索も早くなったので、かなり満足。ブログ用の写真を撮影しているデジカメも、キャノンIXY920ISに買い換えた。今まで使っていた910ISに比べて、操作性が向上し、暗い場所で撮影したときのノイズもずいぶん減ったのでこちらも満足。
元日は恒例、大晦日に録画しておいた「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」を見て初笑い。




::目にも美しい「蓬莱」のおせち料理。
2日の朝はお雑煮を作って食べ、音楽制作の橘くんと選曲の石井さんに自宅へ来てもらって『GOEMON』の音楽打ち合わせをし、午後からは「蓬莱」へ。それにしても、穏やかなお正月だ。朝日を眺めながらお湯に入り、おせちをいただいた。お屠蘇を飲んだのは子供の頃以来か。
正しい日本のお正月を満喫して、いよいよ今日の午後からはフルスロットルで仕事開始だ。