April 13, 2008
パジャマ
白金台のマンションに住んでた頃。
LAから帰った翌日、遅くまで寝てたら、上の部屋からもの凄い騒音がする。ドリルか何かで工事をしてるらしい。安眠を妨害された僕は、パジャマのままで上の部屋に怒鳴り込みに行った。応対した工事の人は、目が泳いでいる。「とにかく工事をやめろ!」と言い残して部屋に戻ると、しばらくしてチャイムが鳴った。玄関のドアを開けると、そこには上品な奥様が。「上の部屋に引っ越してきた者です。海外に行かれてお留守だと伺ったので、ご挨拶が遅れてすみませんでした」と平謝りに謝り、封筒を僕に渡すと逃げるように帰って行った。
眠い僕はさらに眠り、昼過ぎにようやく起きて、さっき渡された封筒の中を見てみると、札束が入っていた。「えっ?」一瞬、夢からまだ覚めてないのかと思ったが、玄関の鏡に映った自分の姿を見て納得。ヒョウ柄のパジャマを着た僕は、どこから見ても「兄貴」だったからだ。




