February 13, 2008
市川監督、ありがとうございました
LAの深夜に、市川崑監督が亡くなられたという電話を受ける。ベッドから起きあがり、意味もなく書斎へ行き、座った。
年末に新作の打ち合わせをするはずだったが、監督が風邪気味とのことで延期になり、体調が万全になってからお会いしましょうと言われて、結局お会いできなかった。
一昨年、『犬神家の一族』を作った一年間、監督と過ごしたすべての時間がかけがえのない思い出だ。監督の笑顔も、険しい表情も、ステーキをぺろっと食べる姿も、疲れて眠る寝顔も、そのすべてが今でも目の前に浮かんでくる。
映画を作るということがいかに楽しく、いかに苦しく、いかに難しく、いかに素晴らしいかを学んだ。やるべきことはまだまだたくさんあるよと教えられ、頑張りなさいと励まされた。そして、勇気をいっぱいもらった。それを忘れずに、監督に恥じることのない映画をこれからも作り続けていきます。
この人生で、監督の映画と出会えて幸せでした。監督と一緒に映画を作ることができて幸せでした。監督、ほんとうにありがとうございました。




