March 31, 2007
東京の桜は満開

::京都へ行った気分をちょっと味わう。
一昨日、日本に戻ったが、会食がキャンセルになったので、ドライバーのケンケンに買ってきてもらった「すずき」のロースかつ弁当を食べながら、植木等の『日本一の男の中の男』を観る。人見明や藤岡琢也の芸を楽しみながら、コメディは脇を支える喜劇俳優がいないと成立しないのだと実感。
昨日は5時に起きて、日本を留守にしていた間にたまった郵便物や書類を整理し、「BALI RELAX」で体を整えてもらい、「バーバーサロン後藤」で髪を切って、12:00に「ざくろ」へ。TBSの濱名さんと打ち合わせ。13:30からは松竹で、『怪談』の宣伝会議。
東京の桜は今が満開。あまりにきれいなので、増上寺に寄って、しばし花見。
今日は朝から『SHUTTER』のロケへ行き、ニューリージェンシーのサンフォードが来日したので、午後は予算会議。そして、夜は「虎の穴」で、飛騨牛の最高級の舌を1枚買って、生と半焼きで食べる。これは、美味すぎる!
March 27, 2007
植木等さん

::ホテル・ベルエアのジャクージにいたカタツムリ。
LAは自然が豊かだ。
土曜にロデオで、秋元康さんとバッタリ会う。DVDや書類を抱え、日曜の夕方までホテル・ベルエアへ。夜はNYから来た親友と、ベニスの「VIA VENETO」で食事。ウニのパスタが絶品だった。
昨日は、フォックス・アトミック、ライオンズゲート、ローレンス・ベンダー、ロイ・リーと打ち合わせし、夜は「ととらく」で、ロイとワーナーのダンと焼肉。
今朝、植木等さんの訃報に接する。『精霊のささやき』に出演していただいたが、真面目で厳しい方だったのが強く印象に残っている。当時の僕は素人に毛が生えたようなものだったから、ご本人も「無責任」シリーズそのまんまの人だと勝手に思っていた。
10:00にイマジンへ。『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』などのヒット作や、そして何よりも「24」の製作プロダクション。ロイお勧めの「光行鮨」でランチし、午後は編集室で、これまでのデイリーをつないだものをチェック。
March 23, 2007
LAの日々

::LAの空は高い。
一昨日は、10:00にMGM、11:30に新しい顧問弁護士のオフィスへ。昨年雇った弁護士の対応が気に入らないので、替えることにしたのだ。今度の弁護士は、僕が前に住んでいたベルエアの家の現在のオーナー。不思議な縁だ。UTAとランチし、午後はネット・ムービーの監督候補者のDVDをひたすら見る。
昨日は11:30にフォックスへ。中田監督作品のピッチ。ニューリージェンシーで『SHUTTER』の予算についてトミーと話し、スパイグラスへ行った後、『SHUTTER』の編集を担当するティムに会いに編集室へ。
今朝は、ジャイモン・フンスーとオズラで会う。『グラディエイター』や、日本でもまもなく公開される『ブラッド・ダイヤモンド』の黒人俳優。オーダーメイドのクールなバイクに乗ってやって来た。午後は、ニューリージェンシーとユニバーサルへピッチに行き、夜は最近お気に入りの「Jinpachi」で、加藤雅也さんと食事。
March 21, 2007
香港びっくり体験 その7
香港一広かったショウブラザース・スタジオ。その一角に古びた宿舎があり、『孔雀王』の日本スタッフは、そこに滞在することになった。僕の部屋は1LDKタイプで、寝室がやたらに広い。そしてなぜか、ベッドが部屋の中央に置いてあった。
深夜。誰かに肩を叩かれて目が覚める。それもハンパじゃない力で、バン!バン!バン!と。寝室を見回すが、もちろん誰もいない。再び眠ると、また肩を叩かれる。仕方なく眠るのはあきらめ、結局、朝までテレビを見て過ごした。
翌日、香港スタッフにその話をしたら、「昔、あそこには売れない俳優が住んでいて、自殺した人がたくさんいるからね」とあっさりと言われ、ほかのスタッフからは、「宿舎の裏は断崖絶壁で、下は海。そこにベトナム難民がたくさん漂着して、崖を登ろうとして落ちて死んだ人がたくさんいるらしい」と聞かされた。後から言うなよ、そんなこと。僕はその日のうちに、海沿いの別荘を借りて引っ越した。
March 19, 2007
香港びっくり体験 その6

::東京で開花宣言というニュースを読み、
LAでも「さくら茶」で桜を楽しむ。
撮影所の片隅で、香港スタッフが大量のハツカネズミに灰色のラッカーを塗っている。安田成美さんがネズミの大群と遭遇するというシーンのためだ。翌日、「おはようございまーす!」と撮影所入りした安田さんは、ネズミを見て絶叫! 撮影は中止。ラッカーで皮膚呼吸ができなくなったネズミを生き残ったネズミが共食いして、ケージの中は地獄と化していたのだ。
別のある日。自転車に乗った三上博史くんが急ブレーキをかけ、頭から道路に突っ込んで前転するというショットの撮影。演じるのはスタントマンだが、前転する位置がフレームにうまく収まらず、何十テイクもやり直している。道路が写っているので、マットを敷いているわけではないし、ヘルメットを被っているわけでもない。頭は痛くないのか?何か仕掛けでもあるのか?と思って近寄ってみたら、オーマイゴッド! 頭はすでに割れて、血が出ている。
すでにホラーだが、次回は本物の香港心霊体験を紹介します。
March 18, 2007
中村佐恵美さん
冬に戻った東京から逃げ出し、今日からLA。デヴィッドのマッサージを受けた後、こっちで女優をやっている中村佐恵美さんと食事。「ハリウッド女優になったOL奮闘記」という本を書いているから、知っている人も多いと思う。
実は、彼女とは、彼女が高校生の頃からの知り合い。自主映画の同期だった今関あきよし監督の紹介で、僕が関わっていた「特撮大会」というイベントを手伝いに来てもらったことがある。もう25年も前のことだ。その後、彼女がLAに住んでいることも知らなかったのだが、僕がプロデュースした作品のキャスト表に彼女の名前を見つけ、撮影現場で十数年ぶりに再会した。
彼女は、その後も多くの映画やテレビやコマーシャルに出演し、今は人気ドラマ「HEROES」で主人公の一人ヒロ・ナカムラのお姉さん役をやりながら、執筆活動も続け、新しいビジネスも始めたとのこと。成功を祈っています。
March 15, 2007
プラネタリウム

::プラネタリウムの最後に星が流れたら、
「お金持ちになれますように!」って叫んでるガキがいた。
お台場の日本科学未来館へ行った。万博のパビリオンのようなものを期待して、わくわくしながら行ったのだが、楽しさが足りない。お目当てのプラネタリウムも、現実的でつまらなかった。
昔ながらの、数百年前の星空や南半球の星空を見せてくれたり、おじさんの解説員がロマンチックなギリシャ神話を話してくれたりする方がいい。「さあ、太陽が昇ってきました」という言葉とともに、水平線に描かれた東京タワーや高層ビルのシルエットの間から太陽が昇ってくる方がいい。
母の実家の近くに明石天文科学館というのがあって、子供の頃はそこにプラネタリウムを見によく行った。小学生のときに、「これいくらですか?」とプラネタリウムの値段を聞いた記憶がある。大人になって、学校教材用の本格的なプラネタリウムを買ったりもした。夢は、家にドームを造って、いつでもプラネタリウムを見られるようにすることだ。
March 13, 2007
『SHUTTER』クランクイン!

::51本目のクランクイン。
『SHUTTER』が昨日、クランクインした。
『L.A.コンフィデンシャル』『ファイト・クラブ』『Mr. & Mrs. スミス』などで知られるハリウッドの大手映画会社ニューリージェンシーが製作するアメリカ映画だ。これで、落合正幸監督は、清水崇、中田秀夫に次いで、日本人監督としては3人目となるハリウッドデビューを果たした。
午前中は新宿のパチンコ店で撮影し、表参道へ移動して、「トラットリア ベニーレベニーレ」でみんなでランチを食べ、午後は神宮前交差点近辺で撮影。

::今年こそ頂上に登ってみたい。
そして今日は、山中湖へ。山中湖畔にある別荘地をお借りしての撮影。気分爽快に晴れて、富士山も美しく、気持ちいい。撮影は5月下旬まで続く。
19:00に「翁」へ。EFの木藤さん、シネカノンの石原さん、国岡さんと食事。石原さんは『フラガール』のプロデューサー。バカ話で盛り上がる。
March 10, 2007
「「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た!」
昨日、打ち合わせに行った場所でばったり、ビル・コンと会う。『グリーン・デスティニー』や『HERO』などで知られる、アジアを代表するプロデューサー。昨年、病気をしたと聞いていたが、思ったより元気そうで安心する。
夜は、「福臨門酒家」で黒沢清監督と食事。
今朝は、『THE ENTITY』の新しい脚本がようやく上がったので、風呂に浸かりながら読み、10:00からは東宝スタジオで、『SHUTTER』の脚本と絵コンテの打ち合わせ。昼過ぎまでのつもりが夕方までかかる。
夜は、MAYAと食事。日本に来たらふぐをご馳走すると約束していたので、銀座の「福治」へ。
寝る前に、ホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫さんが書いた「「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た!」を読んで号泣。この本は必読です! ここには、プロデューサーのあるべき姿と、日本映画がどこを目指すべきかが書かれている。
March 08, 2007
東京ミッドタウン
昨夜は、角川ホラー文庫の佐藤さん、立木さんと、「虎の穴」へ。『SHUTTER』に出演が決まって来日したMAYAも加わる。
今日は10:00から東宝スタジオで、『SHUTTER』のお祓いとオールスタッフ。来週月曜から、11週間の撮影が始まる。赤飯弁当を食べ、落合監督と打ち合わせした後、仲間由紀恵さんがCM撮影で来ていたので、挨拶に行く。
16:00にはコンボイハウスで今村社長とお会いし、18:00にはまもなくオープンする東京ミッドタウンへ。タワーに引っ越したギャガへ行き、河井さん、星野さんと打ち合わせ。
20:00からは、昨日来日したロイと、ワーナーのダン・リン、ワーナー エンターテイメント ジャパンのウィリアム・アイアトン社長と、「ざくろ」でしゃぶしゃぶを食べる。ロイは毎日3〜4時間しか寝ないという話を聞き、「ナポレオンみたい」とみんなで感心する。眠るのが好きな僕には、とても真似できない。
March 05, 2007
河庄

::飛田新地は時間が止まっている。
昼過ぎに大阪へ入り、打ち合わせを済ませて、西成の飛田新地へ。と言っても、遊郭に遊びに来たわけではなく、メディアファクトリーの稲田さんが「日本一美味いふぐが食える店」と絶賛する「河庄」にふぐを食いに来たのだ。
てっさの厚さと歯ごたえ、新鮮な白子のクリーミーさ、強火で煮続けたてっちりのスープの美味いこと! すべてが最高。文句なしに、人生で食べた中で最高のふぐだった。
前回懲りて、ホテル阪急インターナショナルには金輪際泊まらないことに決めたので、今回はザ・リッツ・カールトンに泊まる。部屋の窓からは、大阪タワーが見えた。

::「ウルトラマン/怪獣殿下」では、科学特捜隊の司令基地になった。
残念ながら、10年前に閉業している。
大阪タワーは朝日放送の敷地内にあるのだが、そこには大学生の頃、月に2回、通っていた。「プロポーズ大作戦」というやすきよ司会のバラエティ番組に、女子大生水着コンテストのレギュラー審査員として出演していたからだ。その話はまた別の機会に。
March 04, 2007
日曜洋画劇場のエンディング曲
中学や高校の頃は、ビデオなんてない時代だったから、テレビで放送する映画をよく観た。
『砂の器』の謎解きの場面で、「当時としては不治の病と言われた癩病であったのであります」という丹波哲郎の名台詞の「癩病」という部分が消されて、「ブチッ」という音がした。ピー音さえない時代だったのだ。放送禁止用語なのだろうが、それじゃ映画の結末がわからない。
上映時間が2時間半ある『釈迦』をテレビ大阪が2時間枠で放送したときは、頭から1時間が単純に切られていて、釈迦が出家するところからいきなり映画が始まった。
「007」で美女が登場した場面で、「謎の女スパイ」というテロップが出たときも、かなりびっくりした。
そして、日曜洋画劇場のエンドロールに流れる曲を聴くと、どんな楽しい映画を観た後も悲しい気持ちになった。日曜が終わる悲しさというより、これからの人生が不安になるような言いようのない悲しさだったことを憶えている。
March 02, 2007
春が来る
『SHUTTER』の主演俳優レイチェル・テイラーとジョシュア・ジャクソンが来日し、今日は朝から東宝スタジオで衣裳合わせ。世田谷公園を通りかかると、桜が咲き始めている。もう、春だ。
午後はオズで、『ノロイ』の白石晃士監督とネット・ムービーの打ち合わせ。ネット・ムービーならではの面白い作品が作れそうなので、ワクワクしている。まわりの人からは、「また、小さな作品をやるなんて意外」と言われるが、面白い試みができるなら、小さなものでも喜んでやりますよ。とは言っても、ほかの人よりは予算がかかってしまいますが。クオリティは落とせないし、自分のギャラを下げると、関われる時間が少なくなって僕がやる意味がなくなってしまうし。そこを理解してくれる人としか、仕事はできない。
夜はパークハイアットの「梢」で、レイチェルとジョシュアの歓迎ディナー。脚本家のルークは、このわたやふぐを食べて、興奮していた。
March 01, 2007
香港びっくり体験 その5

::1(ヤッ)2(イー)3(サン)でワイヤーを引っ張る。
香港といえばワイヤーアクション。
宙を飛んだ羅我が孔雀の法力を受けて壁に激突するショット。基本ワイヤーで南北に飛ぶ羅我を東西からもワイヤーで(同じ力で)引っ張り、途中で東のワイヤーをハサミで切ると、西の壁に激突するという仕掛け。壁には1枚だけマットが敷いてある。さすが、香港! 人力でも、決められた位置に激突させることができるのだ!
そして、本番。何度やっても、スタントマンはマットには当たらず、まわりの壁に激突している。壁は写っていないから、もっとたくさんマットを敷けばいいのに。何度かの本番でスタントマンは骨折。すぐに別のスタントマンが衣裳を着て、さらに本番。こうやって、毎日一人は骨折していく。
ついにはユン・ピョウまで脚を骨折。でも、何日か休んだだけで復帰して、歩くだけのショットもワイヤーで吊られながら演じていた。凄いプロ根性に頭が下がりながらも、「サンダーバード」みたいだとちょっと思った。