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February 26, 2007
ロイ・リー

roy.jpg
::ロイ、おめでとう!
  中央にいるのは、ドリームワークスのマーク・ソリアン。


『ディパーテッド』がアカデミー作品賞に輝いた。ロイがプロデュースした映画だから、本当に嬉しい。

ロイと初めて会ったのは、ちょうど5年前。ロイはアロハシャツで現れた僕を見て、「ジャパニーズ・マフィアか?」と思ったらしいが、僕はロイと会って、「やっぱりハリウッドには凄い才能がいるもんだな」と第一印象で思った。実際に仕事をしてみると、いつも沈着冷静で、判断が速く、意志が強くて、実行力もある。この5年間に、全米興収1位の作品を6本プロデュースしているのだ。

また、この『ディパーテッド』は香港映画『インファナル・アフェア』のリメイクで、オリジナル版の監督アンドリュー・ラウとは、6年前に『バレット・オブ・ラブ』という映画を一緒に作った。

ローレンス・ベンダーも『不都合な真実』で長編ドキュメンタリー賞を受賞したし、まわりのみんながこうやってどんどん先へ走っていくのを見ると、さあまた走ろうという元気が湧いてくる。



February 23, 2007
香港びっくり体験 その4

gloria.jpg
::グロリア・イップと。
  淺水湾スタジオの食堂でグロリアと初めて会った瞬間は、
  今でもはっきりと覚えている。
  学校帰りのグロリアは制服姿で、
  「こんな可愛い子がこの世にいるなんて!」と息を飲んだ。
  ちなみに黄色いお兄さんは、若かりし頃の樋口真嗣監督。


地獄門オープンセットでの爆発ショット。火薬係の顔に痣があるので聞いてみると、「爆発が失敗してね」と笑いながら言う。香港では火薬そのものが禁止されてるから、免許も持たずにやってるらしい。嫌な予感が走る。

テイク1は、爆発が小さすぎてNG。「3倍に!」と監督が叫ぶ。余計なお世話だと思いつつも火薬係のところへ行き、「火薬を3倍にするとセットが壊れるから、火薬の上に載せるセメントの粉だけ3倍にしてね」と言うと、笑いながら「わかってる。わかってる」と答えたので一安心。

そして、テイク2。凄まじい音とともに、僕を爆風が襲い、セットの近くに立っていたアシュラ役のグロリアは爆風で吹っ飛んでいる。幸い誰も怪我はしなかったが、セットは見事に全壊。やはり、火薬を3倍にしたのだ。香港スタッフは「わーお!」とか言いながらも深刻な表情をした人はおらず、「また、セット建てなきゃ」とか笑いながら言っている。

恐るべし、香港!



February 20, 2007
これがオズラだ その2

ozlamember2.jpg
::左から、スティーブ、エリン、ベン。


今度はディベロップメント・オフィスのアメリカ人メンバーを紹介。

副社長のエリンは、陽気なボス。たまに異常な早口になって、何を言っているか聞き取れなくなるのが玉に瑕だが。

ジュニア・エグゼクティブの二人は、今月から参加。ドリームワークスから移籍してきたスティーブは、パッションが漲っている。ベンは、僕のエージェントのアシスタントだったのだが、優秀なので譲ってもらった。

僕はハリウッドのメイン・オフィスにいるが、ディベロップメント・オフィスはビバリーヒルズにあり、彼らのほかにインターンが数名働いてくれている。いろんな人と会ってチャンスを広げ、エージェント経由で持ち込まれる企画を吟味し、僕がGOサインを出した企画に関しては、脚本家と打ち合わせしながら練り上げていくのが彼らの仕事。

会わなきゃいけない人の数も、処理しなきゃいけない情報の量も、読まなきゃいけない原作や脚本の数も、半端じゃない。頑張ってね。



February 16, 2007
香港びっくり体験 その3

hongkongnonatsu.jpg
::香港の夏は暑い。半端じゃなく暑い。


冷房のないステージにラマ寺院のセットが建てられ、床は一面の蝋燭。一斉に火を点すと、灼熱地獄! 室内の温度は間違いなく50度を超えている。

あまりの暑さに外へ出ようとしたら、香港スタッフが扇風機に当たっている! 気温が体温を遙かに超えているので、扇風機から送り出されているのは、熱風だ! 「これ、暑いから、止めた方がいいよ」と片言の英語に身振り手振りを交えて説明し、扇風機を止めてあげる。「ありがとう、ありがとう」と、彼は笑顔だ。

ステージから出て、ふと気になり、こっそり覗いてみたら、彼は僕が出たのを確認して、そっと扇風機のスイッチをオンにし、再び熱風に当たっていた。何だかわからないぞ、香港人。暑いのが好きなのか? でも、香港のレストランはどこへ行っても風邪を引くぐらいギンギンに冷房してるし。

しかし、香港のびっくりは、まだまだこんなものじゃなかった!



February 15, 2007
これがオズラだ その1

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::左から、ユウコ、ナオコ、ヒロコ、ミホコ。
  サンタモニカにオープンした日本食レストラン「天狗」で。
  なかなかに美味しくて満足。


まずは日本人メンバーを紹介。

副社長のヒロコは、勤続12年というオズラの重鎮。オフィス全般を仕切っている。かつては「努力しても認めてくれない」と言って泣いたりしたが、最近は僕の口の悪さにも慣れたようだ。ご主人はラジオ局勤務。

ミホコは、僕のアシスタント。雑務全般と料理を担当してもらっている。先月入院したときも一生懸命ケアしてくれて、感謝。ご主人はVFXアーティスト。

ユウコは、ディベロップメント(企画開発)オフィス担当副社長エリンのアシスタント。アメリカで映画の仕事がしたいという夢を追って、ご主人を日本に残し、単身赴任中。ワイン好きだが、酔うと手に負えない(らしい)。

そして、今月からオズラに加わったナオコは、ヒロコのアシスタント。冷静沈着なキャラだ。ご主人はヴィオラ奏者。

個性もバラバラの4人だが、共通点は、みんなかなりマイペースなこと。まあ、そうでないと、僕の下では働けないだろうけど。



February 14, 2007
香港びっくり体験 その2

jigokumon.jpg
::地獄門内部のセット。
  一日一歩、三日で一歩。


地獄門内部の巨大セット。撮影の3日前に下見に行ってみたら、セットは半分もできておらず、大道具さんはハッパを吸いながらトランプに興じている。香港スタッフに「間に合うの?」と聞くと「無問題」と言う。撮影前日に行っても状態は変わらず、「明日から撮影だけど?」と聞くと「明日には間に合うから」と言う。

そして、翌日。セットは見事に完成!しているわけもなく、香港スタッフを問い詰めると、「無問題。明日にはできるから」と平然と言われた。そんな体験を何度もして、香港では「嘘をついてはいけない」という教育を受けないのだということを知った。と言っても、僕が勝手にそう信じているだけだけど。

『孔雀王』では、ゴールデンハーベスト、ショウブラザース、淺水湾スタジオという3つのスタジオを使ったが、冷房があるのは一番小さい淺水湾だけ。ほかのスタジオは冷房がなく、地獄のような暑さだった。そこで僕は、驚愕の体験をすることになる!



February 08, 2007
お台場にあった地獄

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::『叫』まもなく公開。
  いろんな雑誌で「黒沢清監督の最高傑作!」と評されています。
  ものすごく刺激的な映画なので、ぜひご覧ください。


今月24日に公開される『叫』のプロモーションで、笠井・軽部両アナが司会する「男おばさん特盛」に出演するため、11:30にフジテレビへ。

メディアージュしか都心にシネコンがなかった頃は、よく彼女とお台場へ来て、映画を観て、買い物して、お泊まりした。ちょっとした旅行気分を味わえた。

大型ペットショップの奥に有料のミニ動物園があって、ストレスで毛の抜けたウサギや、あまりの狭さに放心した動物たちがいた。発泡スチロールの水槽に一匹だけペンギンがいて、まったく動かないから剥製だと思って頭を撫でたら、本物だった。そこは、街の片隅にある「地獄」だった。

15:00には東京現像所へ。『怪談』の初号試写。恐怖と感動の1時間58分。まったく新しい映画になったと思う。

あと、12日19:30からNHKで放送される「クローズアップ現代」に出演しています。LAでの仕事風景も写りますので、お時間があればぜひご覧ください。



February 02, 2007
『SHUTTER』

オフィスの近くにあった「キッチン・ヌノ」が昨日で閉店してしまい、ランチに困る。今日は「グリル満天星」へ行くが、味がくどい。

ニューリージェンシーのサンフォード社長と脚本家のルークが来日し、来月クランクインするアメリカ映画『SHUTTER』の脚本会議が今日から始まった。

落合正幸監督のハリウッドデビューとなる作品だけに、脚本は万全なものにしておきたい。恐怖シーンの新しいアイデアをいくつかと、前半を短縮する具体的な方法論を提案したが、アメリカ側も賛成してくれて、打ち合わせ初日はスムーズに終わる。

予定より早く家に帰って、佐々木浩久監督の『ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密〜銭形姉妹への挑戦状』を観ていたら、アメックスから「チタニウム・カード」が届く。ブラック・カードの上が存在するという噂は聞いていたが、デマじゃなかったんだ。