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December 31, 2006
2006年が終わる

waratta.jpg
::『怪談』の撮影現場で中田監督と。
  今年も、いっぱい笑った。


今年、21年ぶりに日本映画が映画興行のシェアで外国映画を抜いた。企画はますます保守化し、映画は金儲けの手段として利用されるだろう。そして数年後、映画マーケットは焼け野原となり、資本家は映画製作から手を引くだろう。そこから、新しい日本映画が生まれる。と、信じたい。

そのときのために、僕は実験を続ける。新しいジャンルの開拓。外資による日本映画製作。どこかのテレビ局のプロデューサーは、「映画監督なんて、もう要らない」と言ったそうだ。テレビドラマを映画館で上映するなら、確かに映画監督は必要ない。だから、日本の映画監督を次々とアメリカでデビューさせたいとも思っている。

実相寺昭雄監督の著書「闇への憧れ」の副題は、「所詮、死ぬまでのヒマツブシ」。これをテーマに、来年も走り続けたい。2007年が、私とあなたにとって幸せな年となるよう、祈っています。



December 30, 2006
「24」シーズンV

fuji.jpg
::富士山が見える朝は、気持ちいい。


昨日は、来月から本格的な製作準備が始まるアメリカ映画の打ち合わせをし、夜は久々に六本木のクラブで飲んだ後、「ザボン」へ。「ザボン」のラーメンを食べるのは15年ぶりくらいか。

今日は部屋の片付けをしながら、「24」シーズンVの残り4話を観る。DVDは先月末に届いていたのだが、忙しくてなかなか観る時間が作れず、逆に1カ月の間、楽しむことができた。

話は今までにもましてかなり強引なのだが、めまぐるしい展開で24話を見せ切る。これだけのクオリティを保ち続けているのは凄いことだ。

最終話、クロエがエドガーと写った写真を見たところで号泣。ノビックやピアースなど、脇役は皆いいが、とくにクロエのキャラは出色。彼女によってドラマ全体のバランスがうまく取れている。ジャックが××に拉致されたところで終わるのも、後味は悪いが、上手い。

気がつけば、12月30日。まったく実感はないが、明日で一年が終わる。



December 26, 2006
ヒロインオーディション

昨日と今日の2日間、来年と再来年にプロデュースする作品に向けて、ヒロインオーディションを行った。プロアマ合わせて約3000名の応募があり、書類選考で約320名に絞り、スケジュールが合わない人を除いた284名を、僕と中田秀夫監督、清水崇監督など6人の監督とで面接した。

前にも書いたが、かつて中谷美紀さんや松嶋菜々子さんや仲間由紀恵さんを初めて見たときのような、全身に電流が走るような衝撃的な出会いを長い間していない。最近の若い女優はみんな、それなりに美しく、それなりに上手なのだが、すべてが「それなり」なのだ。

今回、僕が「すごい!」と思った人は5人。「かなりすごい!」と思った人も一人いた。彼女とは、来年必ず仕事したいと思う。

しかし、多くの才能との出会いは本当に楽しかったが、同時にものすごく疲れた。何しろ、全員が「私を見て!」「私を選んで!」という強い気を放っているのだから。彼女たちの健闘を祈る。



December 24, 2006
PDA

12年前にシャープのザウルスを買って以来、住所録やスケジュールの管理には、PDAを使っている。石原真さんという電化製品大好きプロデューサーの影響だ。

いろんなメーカーのあらゆる機種を試して、最近は東芝のGENIO eを愛用していたが、故障したので買い換えようと思ったら、1年も前に生産中止になっていた。石丸電気の山本さんに聞いたところ、PDAの時代は終わったらしい。

小型PCを持ち歩くしかないかと決意して、ソニーのVAIOに高速起動の超小型モデルがあるのを思い出し、買ってみたが、最悪に使いにくい。VAIOの数々の痛い思い出が甦る。

山本さんに再度相談したら、ウィルコムのW-ZERO3モデルがシャープ製で、基本的な仕様はGENIO eと同じだと言われ、早速購入。要するにPHSの付いたPDAで、非常に使いやすい。それもそのはず、GENIO eそのままなのだ。快適生活を続けることができて、めでたい。



December 22, 2006
ふぐ

kawasaki.jpg
::初めてふぐを食べた日。左が河崎実監督。


13:00からオズで、脚本家の奥寺佐渡子さん、白石晃士監督と続けて打ち合わせ。

19:00には銀座「ふぐ 福治」で、メディアファクトリーの稲田さんたちと忘年会。

ふぐを初めて食べたのは、石坂浩二さんのお宅だった。自主映画時代の友人の実家が有名なふぐ料理店で、上京したときはそこに泊めてもらっていたりした。その友人とは、『いかレスラー』『ヅラ刑事』『日本以外全部沈没』などで知られる河崎実監督。河崎さんは、僕が監督した自主映画で石坂さんと共演し、それがきっかけで石坂さんが河崎さんの自主映画のナレーションをやり、そのお礼に河崎さんが僕と石坂さんにふぐをご馳走してくれたのだ。そのときは、美味しいのかどうかもわからなかったという記憶がある。

ふぐを食べた後は、青山の「カー・ウント・カー」へ移動し、辰巳琢郎さん主催の食事会に合流。角川歴彦会長、オペラ歌手の中丸三千繪さんと楽しい時間を過ごした。



December 14, 2006
『フラガール』

今回のLAは短かった。UTAやロイとの定例会議を除けば、ニューリージェンシーと年明けに撮影する映画の打ち合わせ、パラマウントとの打ち合わせ、オズラの社員たちと来年度の条件交渉、年明けから雇うジュニア・エグゼクティブ候補の面接をしたら、もう帰る日が来た。

帰りの飛行機で、『フラガール』を観て、泣く。というか、ほとんど泣きっぱなしだった。話はありきたりだが、それでも傑作になり得ている。演出が実直で、力強いのだ。松雪泰子も豊川悦司も富司純子もしずちゃんも、出演者はみんないいが、中でも蒼井優は噂通り、奇跡的ともいえる素晴らしさ。山本英夫の撮影、種田陽平の美術も出色。ただひとつ、蒼井優はラスト、泣かずに笑ったまま終わってほしかったが、それは個人の好みだろう。

日本映画を観て「面白い!」と思ったのは『パッチギ!』以来だから、シネカノンは凄い! 「日本映画は、まだ大丈夫」と、嬉しくなった。



December 10, 2006
『市川崑物語』公開

christmastree.jpg
::オズラには、シンからプレゼントされたクリスマスツリーが飾ってあった。


昨日は11:00から『市川崑物語』の初号試写。あらためて感動する。

午後はオズで「ダ・ヴィンチ」の取材を受け、今月行うオーディションの書類審査と『犬神家の一族』の決算打ち合わせをして、20:30に「名門」へ。エイベックスの千葉副社長、剱持さんと会食。IMJEの三木さんも合流して銀座へ移動し、2:30まで飲む。千葉さんの話はいつも、刺激的で楽しい。

今日は『市川崑物語』の公開日なので、14:30に新宿ガーデンシネマへ。岩井監督が「高校生の頃から髪を伸ばし始めたのは、今思うと金田一耕助の影響かも」と舞台挨拶で告白し、場内爆笑。

劇場から成田空港へ直行し、LAに飛ぶ。オズラのスタッフと「Yabu」でランチ。鍋焼きうどんを食べたが、不気味な海老が丸ごと入っていて、ひどく不味い。浅田のは貝の中に砂が詰まっていて、グロかった。

午後はオズラで、LAの日本語ケーブルテレビ局「UTB」の正月番組の取材を受ける。