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November 30, 2006
実相寺昭雄監督

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::一緒に撮影した最後の写真。『姑獲鳥の夏』のセットで。


実相寺昭雄監督が亡くなった。

監督、「必ずもう一本」という約束を果たせなかったこと、赦してください。



November 27, 2006
言語道断

9:45に霞が関ビルへ。内閣官房知財事務局の「コンテンツ専門調査会企画ワーキンググループ」に参考人として出席。席に「一瀬参考人」と書いてあるのを見て、なぜかドキッとする。

もうひとりの参考人は、アーティストの村上隆さんで、「日本の行政には何も期待していない。若い人には日本を捨てろと助言している」と言い切るのが面白かった。

午後は清水監督と打ち合わせし、『犬神家の一族』のキャンペーンで大阪へ。角川ヘラルド映画関西支社長の大川さんと「さか本」で食事し、石坂さんが食事している店へ挨拶に行ったあと、学生時代の親友たちと1:00まで飲む。

東宝指定のホテル阪急インターナショナルに泊まったが、相変わらずネット環境が最悪。「何年も前から同じことをクレームしてるのですが」とホテルの人に話したら、「お恥ずかしい話ですが、提言しても会社が改善してくれない」と言う。利用者の意見を無視するホテルなんて、言語道断だ。



November 26, 2006
祝!スカリー出産 

yakei.jpg
::きれいな夕暮れほど、悲しい気持ちになる。


昨日の朝は『怪談』セミオールをDVDで見て、いくつかのノートを中田監督にメール。

12:00に、築地場外の「神楽寿司 立食い」へ。死ぬほど鮨を食べた。とにかく、美味いのだ。家に帰って、たまりにたまったデスクワークをひたすらこなし、夜は友人と焼き鳥を食べて、早々に寝る。

目覚ましをかけずに寝て、起きたら9:00だった。普段は、LAオフィスとのやりとりがあるので、6:00前後には起きている。今日は出かけずにデスクワークを続け、合間に「Xファイル」シーズン8のラスト3話を見る。

スカリーが無事に出産し、モルダーとキスしたところで涙が出た。10年以上見続けてきたから、二人の幸せはわがことのように嬉しい。しかし、毎週これだけ奇想天外な話を考え、これだけのクオリティを保ち続けているのは凄いことだ。

昨日、「24」シーズンVが届いたから、今週はきっと寝不足の日々が続く。



November 22, 2006
『市川崑物語』

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::「い」で始まる3人。石坂浩二さんも「い」だ。


市川崑監督は、映画プロデューサーである僕にとっての神様だ。その神様と、『犬神家の一族』で初めて仕事をさせていただいた。

市川監督は魚を食べないと聞いていたが、鯛焼きも尻尾しか食べなかった。目が怖いのだそうだ。普段は杖を使って椅子から立ち上がるが、怒ったときは杖を使わず、すくっと立ち上がる。そんなときは次の瞬間、スタッフに怒声が飛ぶ。その昔、怒って、持っていた台本を破り捨てて出て行ったことがあったそうだ。スタッフがその台本を拾ってみたら、別の映画の台本だった。どのタイミングで準備したのだろうか。撮影中、カットの声をかけると、必ず記録さんに「何秒?」と聞く。そして、自分のリズムより長くても短くても、撮り直す。

そんなことをいくら書いても、市川監督の魅力は伝えきれない。誰ならできるだろうか? そう考えたときに、岩井俊二監督の顔が浮かんだ。天才・岩井監督なら、名匠・市川監督の魅力を伝えることができるはずだ。こうして、この『市川崑物語』は生まれた。岩井監督とも初めて仕事をしたのだが、市川監督と岩井監督、二人はそっくりだった。その謎も、この映画で解ける。この『市川崑物語』は、岩井監督が金田一耕助となって、市川監督の謎を解き明かしたミステリー映画なのだ。

『市川崑物語』は12月9日から、新宿ガーデンシネマで公開。必見の傑作です!



November 21, 2006
初めての四国

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::たまには、観光。


昨日から『犬神家の一族』の地方キャンペーン。

15:45のJALで松山へ。四国の地を踏むのは、生まれて初めてだ。前日入りして、すでにいくつかの取材をこなしていただいている石坂さんと衣山シネマサンシャインで合流。記者会見に出席するが、僕には質問はなく、何もしないまま、松山港から20:00のフェリーで広島へ。結局、生まれて初めての四国滞在は、3時間足らずだった。

今日は午前中、一人で宮島観光。厳島神社を見学し、もみじ饅頭を買ってベンチで食べてたら、鹿に襲われた。と言っても、すり寄ってきて、優しい目で見つめられただけなのだが。

宮島名物「あなごめし」を食べ、午後は広島テレビ、テレビ新広島、広島ホームテレビ、RCCとテレビ局をまわり、記者会見に出席。今日は質問してくれた人がいたので、ほっとする。明日の岡山キャンペーンは石坂さんにお任せして、18:40のANAで東京へ戻った。



November 16, 2006
出版記念パーティ

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::金屏風の前に立つ日がくるとは思わなかった。


18:30からホテルニューオータニで、「ハリウッドで勝て!」出版記念パーティ。

夏に林議員と日経新聞の三宅さんと浅草へ鯨を食べに行ったときに、「出版記念パーティをやろう」と言われ、その場は「そうですね」と軽く流しておいた。しばらくして、三宅さんから「いつにしますか?」とメールが来たので、「挨拶している姿を思い浮かべると、なんだか滑稽だから遠慮します」とお断りしたら、「勘違いするな。祝うためにやるんじゃない。逃げ場がなくなるようにやるのだ」と言われ、断れなくなってしまった。

450人もの方にお越しいただいたのは光栄の至りなのだが、金屏風の前に立ってお迎えし、一人一人とご挨拶するだけで、すでにかなり疲れる。いざ始まると、発起人の一人でもある石坂浩二さんのご挨拶に続いて、山本国務大臣や塩崎官房長官までご挨拶いただいて、マジで場違いに思えてきた。

富司純子さんの心温まるご挨拶に続いて、モーターライズの佐藤さんに編集してもらったプロモ映像を上映。『怪談』でプロデュース作品が50本になるのを記念して作った、プロデュース作品の総集編。会場でそれを眺めながら、「よくまあこれだけ映画を作ってきたな」としみじみ思う。結局、全員とはご挨拶できないまま、時間切れで会は終わった。

そして思うことは、本当に多くの方に支えられて、仕事をしてきたのだということだ。お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。角川歴彦会長から「お前は幸せ者だ」と言われたが、本当にそう実感しています。今日のご挨拶でも言いましたが、映画を作ることしか出来ないので、映画を作ることでしかご恩返しできません。だから、これからも、真摯に全力で映画を作り続けます。



November 10, 2006
報道する者の責任

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::ヴェニスで買ったマスクが届いた。


中村中さんの声に惚れて、『叫』の主題歌を歌ってもらうことになった。そのことをスポーツ紙で取り上げてもらったのだが、見出しに「一ノ瀬プロデューサー」とある。

僕は有名人ではないから、名前を間違えるのは仕方のないことかもしれない。しかし、宣伝部が送ったリリースには、ちゃんと「一瀬」と書いてあるし、記事も本文では「一瀬」となっている。『デスノート』のことでも書いたが、ただ単に、チェックするという機能が働いていないのだ。

先日、別のスポーツ紙の取材を受けた際には、『犬神家の一族』(市川準監督)と書いてあった。さすがに市川崑監督に失礼だと思い、訂正記事の掲載を求めたら、新聞社が訂正記事を出すのは大変なことなので勘弁してほしいと言う。

間違いを訂正するのがなぜ大変なことなのか? 間違いは誰にでもある。だが、間違いに気づいたら、報道する者の責任として、訂正するのが当然のはずだ。



November 09, 2006
続・ラスベガス

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::All you need is LOVE!!


陰気な部屋でひたすら仕事をしていたら、頼んでもないのにモーニングコールが来た。和朝食には、箸は付いてこないのに、緑茶にミルクが付いてきた。

18:00に居酒屋「市座」へ。同じく社員旅行で来ているセブンスアヴェニューと合同食事会。ラスベガスで初めて、まともな日本食を食べた。

ミラージュへ行き、22:30からシルク・ドゥ・ソレイユの「LOVE」を観る。ビートルズの歌がどれも素晴らしいこともあって、これはとても楽しめた。

ギャンブルは、セブンスアヴェニューの中村社長にくっついて、100ドルミニマムのハイローラー・テーブルでバカラに挑戦。500ドルでスタートし、2200ドルまで負け、何とかイーブンに戻して休憩。しばらく観察していたら、いくつかのパターンが読めたので、中村社長から1000ドルチップを借りて勝負に出て勝つ。そこからは流れに乗って、5000ドルまで勝ったので、きっぱり止めて、部屋に戻った。



November 08, 2006
ラスベガス

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::ヴェネチアンの鐘楼。

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::こっちは、ヴェネチアの鐘楼。


15:00からのロイとの打ち合わせを終えて、オズラの6人全員でラスベガスへ。『THE GRUDGE 2』のヒットを祝っての社員旅行。ラスベガスへ来るのは4年ぶりだが、いつ来ても好きになれない。

ベラジオの「シンタロウ」という日本料理屋で不味い夕食を食べ、22:30からシルク・ドゥ・ソレイユの「O」を観るが、正直言って退屈する。セットや衣裳は美しいし、飛び込みや空中ブランコなど目を見張るものはたくさんあるのだが、構成がゆるい。

ホテルは、今年ヴェニスへ行ったこともあって、初めてヴェネチアンに泊まってみたが、びっくりするほどお粗末。結構高いスイートに泊まったが、部屋は陰気で暗い気持ちにさせられるし、ドアノブで壁に穴は空いているし。エレベーターでも、間違って非常ボタンを押したのだが、何の反応もなかった。今日はギャンブルをせずに寝る。



November 06, 2006
井上真央さん

12:00からソニー・ピクチャーズで、ギャレス・ワイガンとシャノンと打ち合わせ。ギャレスはエレガントで、紳士を画に描いたような人物。

15:00には、セブンスアヴェニューの中村ミカ社長と井上真央さんがオズラに来る。井上真央さんは、1月から始まるドラマ「花より男子2」収録の合間を縫ってLAに来ている。

彼女とは、夏に撮影した来年公開の映画『怪談』で初めて仕事をした。仕事をする前から素晴らしい女優さんだとは思っていたが、彼女の魅力は、そんな僕の想像を遙かに超えていた。何事にも動じない。しかも、しなやかで柔らかい。少女でありながら、母性を感じさせる。かなりの大物だ。

夜は、中田秀夫監督や真田広之さんも集まって、鍋パーティ。井上真央さんと真田さんとは、彼女がまだ小学生の頃に「新・半七捕物帖」というテレビドラマで共演したことがあるとのこと。そんな彼女もあと2カ月で20歳だ。



November 04, 2006
グレイス・ケリー・スイート

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::窓の外、ライオンの顔が見えているのがジャクージ。


火曜からLAにいる。サンタモニカではAFMが開かれているが、今年は行かないことにした。

昨日に続いて今日もトレッキング。今日はシンも参加し、あるプロジェクトについて歩きながら打ち合わせする。家に戻って、ミホコが作ってくれた朝食を食べた後は、角川書店から送られてきた、『叫』のノベライズと、『犬神家の一族』公開に合わせて出版される石坂浩二さんの著書「金田一です。」の原稿を読む。

見なきゃいけないDVDと読まなきゃいけない脚本の束を持って、15:00にホテル・ベルエアにチェックイン。ここは、ベルエアの森の中にある楽園。中でも、庭にジャクージが付いた部屋は最高で、今日は、「グレイス・ケリー・スイート」と呼ばれる160号室に泊まる。グレイス・ケリーが愛し、長期滞在した部屋。あんなに清楚でエレガントでセクシーで知的な役を演じられる女優はもう現れないだろう。仕事を終え、彼女の映画を追想しながら眠った。