September 27, 2006
丹波哲郎さん

::スタジオのセットでは撮れない広い画を、ここで撮影。
丹波哲郎さんが亡くなった。『帝都大戦』の撮影現場に遅刻して現れたとき、「私が来たから、もう大丈夫」と言われ、思わず笑ってしまったのが昨日のように思い出される。日本には貴重な、生活臭がなく、スケール感のある、大好きな俳優だった。ご冥福を祈ります。
今日は、たまりにたまったデスクワークをひたすら処理し、15:00にオフィスへ。社員一人一人と、来期の条件について話し合う。
そして、木更津へ。海ほたるを通過する頃には、雨も上がって、すっきりと晴れる。木更津の牧場にある貯水池を飾った、累ケ淵のオープンセットは、降雨量が少ないために水位が下がってしまい、一週間前から水を貯めてきたが、昨日からの雨で水位が上がってしまい、今度は水を抜く作業。自然相手の映画作りは本当に大変だ。
3カ月続いた『怪談』の撮影もいよいよ明日で終了。僕は明日、現場に来られないので、スタッフやキャストの皆に、そっと別れを告げた。
September 26, 2006
『怪談』製作記者会見

::左から、瀬戸朝香さん、井上真央さん、尾上菊之助さん、
黒木瞳さん、麻生久美子さん、木村多江さん。
5人の美女勢揃いは圧巻だった。
昨日は、東宝スタジオで行われた『怪談』の製作記者会見に出席。
午後は毎日新聞の取材を受け、TBSの濱名さんと打ち合わせして、夜は、電通の亀田さんたちと会食。亀田さんは最近、催眠術をマスターしたので、その話で盛り上がる。
今日は、10:00から松竹本社で『怪談』の第1回製作委員会。出資者が集まって、情報交換したり、今後の進め方について話し合う会議。
ランチは、ザナドゥー・沼田社長と築地場外「神楽寿司 立食い」へ。想像以上に美味くて感動。
13:00からTBS編成部で『犬神家の一族』特番について不毛な会議をやった後、オフィスへ戻って、『叫』主題歌打ち合わせ、『叫』宣伝会議、エールフランス東京支店長に先日のあまりにひどいサービスについての抗議、エイベックスとIMJEと共同で企画している3作品プロジェクトの打ち合わせ、オズの会計打ち合わせ、佐藤信介監督新作の脚本会議とこなして、さすがにヘトヘトになった。
September 20, 2006
累ケ淵

::セットにも妖気が漂っている。
『怪談』は一昨日からいよいよ、累ケ淵の場面の撮影が始まった。広い画は来週、木更津のオープンセットで撮るが、芝居場は東宝スタジオの第7ステージに再現したセットで撮影している。
今日は午前中、撮影に立ち会い、12:45に赤坂プリンスでエイベックスの田中顧問とザナドゥーの沼田社長と打ち合わせ。
14:00からはオフィスで「ロケーションジャパン」「週刊東洋経済」の取材を受け、16:00から東宝ミュージックの岩瀬さんと『犬神家の一族』の音楽制作について打ち合わせする。
20:00には、エイベックスの剱持さんに誘われ、初めて四谷の「名門」へ。久々の焼肉を堪能。イ・ヨンヒという韓国の若い女優を紹介され、清楚な美しさに魅了される。韓国では2本の映画に主演し、日本でマクドナルドのCMにも出演したと言われたが、残念ながら僕は未見。
最近、日本では、新人女優の中に輝いてる人が見当たらない。深刻な問題だ。
September 09, 2006
ウッドハウスへ行った
昨日は9:00にニューリージェンシーへ。来年クランクインする予定の映画の打ち合わせ。
11:00からロイと打ち合わせした後、14:00にはジョン・デイヴィスと会う。『エイリアン VS. プレデター』『アイ,ロボット』などで知られる大物プロデューサー。
今日は、11:00に『THE GRUDGE 2』のサウンド・ミックスをしているスタジオへ行って清水監督と打ち合わせし、14:00にはロバート・エヴァンズに会いに、伝説の邸宅「ウッドハウス」へ。車寄せで迎えてくれたのは、かつてバッキンガム宮殿で働いていたという執事。執事のいる家を訪ねたのは初めてだ。伝説の寝室も見せてもらい、ケネディやキッシンジャーも泊まったという伝説のゲストハウスも見学した。
そのゲストハウスに泊まった人は必ず成功するから、今度ぜひ泊まって行きなさいと言われる。現実感のない、別世界体験をした貴重な一日だった。
September 06, 2006
エールフランスに乗るのはもう懲り懲り

::ヴェニスといえば仮面。この店で、ネコとライオンのマスクを買った。
昨日、ヴェニスは朝から濃霧で、パリ行きのフライトはキャンセル。チケットの変更に3時間以上並ばされ、結局、パリに1泊することになる。いくら何でも対応が悪いのではないかとクレームしたら、エールフランスの責任者がけんか腰で現れ、「文句があるなら本社にメールでも何でもすればいい」と捨て台詞を残して立ち去る。
ヴェニスでは、ファーストクラスの客にはファーストクラスのホテルを用意すると言われたが、パリで斡旋されたのはホリデイ・イン。「バカにしてるのか」と怒鳴ったら、すぐにシェラトンに変更になった。
パリで受け取るはずのトランクは出てこず、クレームしたら1〜2時間でホテルに届けると言う。しかし、結局、朝までトランクは届けられなかった。「衣川」で美味しい日本食を食べられたのが唯一の救いだった。
1日遅れて、今日、LAに到着。『THE GRUDGE 2』の編集室へ行った後、UTAとミーティング。
September 03, 2006
「キヨシさ〜ん!」

::右から、僕、葉月さん、黒沢監督、
映画祭ディレクターのマルコ・ミューラー。
11:00から、黒沢清監督、葉月里緒奈さんと、映画祭の公式記者会見に出席。ランチの席では、EFの木藤さんから、彼女がプロデュースしたイーサン・ホーク監督作品の主演女優を紹介してもらう。『そして、ひと粒のひかり』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた、カタリーナ・サンディノ・モレノ。ほんとに魅力的だった。
午後は、各国のテレビの取材を次々と受け、22:00からは、『叫』をイタリアで配給する「ミカド」の招待でディナー。

::真夜中のレッド・カーペット。
そして、24:30にサラ・グランデへ。黒沢監督と葉月さんと一緒にレッド・カーペットを歩く。沿道のファンからは「キヨシさ〜ん!」と、監督に声援が。そう言えば、ブロマイドを手に、監督にサインを求めに来るファンたちを昼間見た。ヨーロッパでの黒沢監督人気は相当なものだ。
『叫』の上映は、若い観客の熱気に包まれ、笑いあり、悲鳴あり、拍手あり、口笛あり。上映後は温かい拍手が鳴り響いて感極まった。
September 02, 2006
ヴェニス

::サンマルコ広場で。
一昨日からヴェニスに来ている。お気に入りのチプリアーニが取れなかったので、本島のダニエリに泊まる。値段は高いが、部屋は狭いし、見晴らしもない。

::DA FIORE。
路地の奥にあるので道に迷って尋ねたら、
親切なヴェニスの奥様が案内してくれた。
昨日のランチは、人気レストラン「DA FIORE」へ。パスタは今イチだったが、ポルチーニ茸と海老のリゾットは絶品だった。そして、今日はチプリアーニでランチ。相変わらず充実の前菜のブッフェに加え、ベリーニの美味しいこと! ぐいぐいと6杯飲んだ。

::チプリアーニのベリーニと前菜。思い出しただけで、涎が出る。
夕方、映画祭が開かれているリド島へ渡り、ホテル・デ・バンにチェックイン。『ベニスに死す』の舞台となったホテル。エイベックスの剱持さん、ザナドゥーの沼田さんとホテルのカフェへ行ったら、「ワインスタイン・カンパニー」のハーヴェイ・ワインスタインと「フォーカス」のデヴィッド・リンディと「ライオンズゲート」のニック・マイヤーが勢揃いしていて圧巻だった。