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August 30, 2006
若冲

jakuchu.jpg
::「鳥獣草木図屏風」凄い!


日曜に上野の国立博物館へ「若冲と江戸絵画展」を見に行った。森美術館のオープニングで見逃して悔やんでいた「鳥獣草木図屏風」をやっと見ることができて感激。ただただ圧倒された。

明日から2週間、日本を離れるから、昨日と今日は予定がぎっしりで不眠不休で眠い。今日は10:00からアスミック・エースで、『ピンポン』の曽利監督と小川・宇田両プロデューサーと打ち合わせし、13:30に東宝スタジオへ。

『怪談』のセットを覗いた後、『犬神家の一族』の監督ラッシュを初めて見る。凄い! ドラマとしての完成度は前作を遙かに超えていて、泣いてしまった。

夜は、『怪談』の宣伝美術を引き受けていただいたTOKYO GREAT VISUALの内藤さん、小林さんと、四の橋の「ラビラント」で食事。落ち着く雰囲気で、料理もどれも美味しかったが、とくに「今日届いた野菜の煮込み」が、野菜の濃厚な味が引き出されていて絶品だった。



August 25, 2006
高知アイス

kochinoice.jpg
::http://www.kochi-ice.com/


「高知アイス」に、はまっている。「ゆず」「文旦」「ぽんかん」「リトルサマーオレンジ」「山北みかん」どれも美味しい。今だと、季節限定の「いも」と「くり」が味わえる。個人的には塩アイスが好物なので、「天日塩アイス」が嬉しかった。ネットで検索しても、今まで美味しい塩アイスに出会えなかったから。

今朝、「LOST」シーズン1を観終わった。ものすごく期待して観始めたのだが、先を考えずにただただ引っ張ってるのが見え見えで、真相が少しずつ明らかになってくると、がっかりすることの連続。

でも、俳優は皆、魅力的だ。ケイト役のエヴァンジェリン・リリーなんて、今までエキストラしかやったことがなかったらしいが、本当に魅力的だし、ソーヤー役のジョシュ・ホロウェイ、ハーリー役のホルゲ・ガルシアもいい。「24」を観たときも痛感したが、アメリカの俳優の層は本当に厚い。



August 18, 2006
『犬神家の一族』クランクアップ

ライン・プロデューサーの福島さんから、「『犬神家の一族』は無事にクランクアップしました」とのメールが入る。俳優部分の撮影は15日に終了したのだが、小物撮り(斧のアップとか、電話のアップとか)とプール撮影(死体が湖底から浮かび上がる水中撮影のショット)が続いていた。

4カ月にわたる撮影は本当に長く、想像以上にしんどかった。でも今となっては、明日から『犬神家の一族』の撮影現場へ行けないと思うと、ひどく寂しく、ひどく悲しい。それだけ充実した4カ月だったということだ。お手軽な映画が次々と作られ消費されていく中で、こういう丹精を凝らした映画作りはいつまで続けられるのだろうかと考えると、不安になる。

僕はまだ日光にいるが、今日はロケ隊が宿泊している鬼怒川温泉を離れ、平家の落人が隠れ住んだという湯西川温泉へ。平家直系25代が当主の「本家伴久萬久旅館」に泊まって気分転換する。



August 17, 2006
鯨

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::橋と廃寺のセットは、リアルかつ映画的な素晴らしい出来だ。


昨日は11:00にオフィスへ行き、『怪談』の宣伝打ち合わせと今年から来年にかけて製作する3本の映画の打ち合わせを終え、19:00に浅草へ。

林芳正議員や日経新聞の三宅さんと、鯨料理「勇新」で鯨のフルコースを堪能。子供の頃は、鯨と言えば安い肉の代名詞で、給食にも鯨のメニューが多く、家でもよくハリハリ鍋を食べた。東京には美味い店がなかったから、大阪の鯨料亭「西玉水」まで通っていたが、これからは東京でも鯨を味わえる。食事の後は一路、日光へ。

今日から『怪談』は日光ロケ。山奥の川を利用して建てた橋と廃寺のオープンセットでの撮影だ。朝から雨なので、現場で待機。天気予報も終日雨で今日は中止かと思っていたら雨は止み、結局、ほとんどのショットを撮りきる。

夜は、スタッフ・キャスト一堂に会して宴会。中田監督は助監督・大山と漫才コンビを組んで、唯一の持ちネタ「幽体離脱」を披露。そこそこに受けていた。



August 13, 2006
三谷幸喜さん

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::左から、はる役の深田恭子さん、金田一耕助役の石坂浩二さん、
  那須ホテル主人役の三谷幸喜さん、市川崑監督。


『犬神家の一族』で、金田一耕助が泊まる那須ホテル。その主人の役は、前作では原作者の横溝正史さんが演じたが、今回は三谷幸喜さんに演じてもらうことになった。三谷さんが撮影見学に来たと前に書いたが、そのときに交渉して快諾してもらったのだ。

今日、那須ホテルのセットで、クランクアップ前のスポーツ紙合同取材があり、市川監督、石坂さん、女中のはるを演じている深田恭子さん、そして、三谷さんにも参加していただいた。

取材の中で三谷さんが、「自分の勝手な裏設定では、はるは那須ホテルの主人と恋愛関係にある」と発表し、スタジオは大爆笑。深田さんだけは、「昨日その話を聞かされて、びっくりしました」と戸惑っていたが。

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::線香花火をしたくなった。


今夜は、「東京湾大華火祭」。自宅のベランダからも見えるのだが、汐留のビルが邪魔なので、屋上へ行く。今年の夏は始まったばかりなのに、花火を見ると夏が終わる気分になって、ちょっと悲しくなった。



August 11, 2006
「ハリウッドで勝て!」

ハリウッドで勝て!
::題名は、横手さんの命名。


「ハリウッドで勝て!」の見本刷りが届く。初めて本を書いた。これまでは面倒くさいという理由で断ってきたのだが、新潮新書の横手さんという編集者が熱心だったので、トライしてみることにした。横手さんは、ベストセラー「国家の品格」をこの世に出したやり手編集者。今月20日に発売されますので、ぜひ読んでみてください。日本映画界の問題点やアメリカ映画界の仕組みが、理解してもらえると思います。

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::ロケは今日が最終日。
  4カ月続いた撮影も、あと4日で終わる。


今朝、「あさば」から戻り、その足で東宝ビルトへ。犬神家の屋根のオープンセット撮影。ここは「ウルトラ」シリーズの聖地。当時の面影はないのだがろうが、それでも感慨深い。

17:00からオフィスで、『怪談』と『叫』の宣伝会議を続けて行い、19:00に「虎の穴」へ。川井憲次さんと、『怪談』の音楽について意見交換。川井さんの中国映画体験や僕の香港映画体験の話で盛り上がる。



August 10, 2006
脚本合宿

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::能舞台が「あさば」のシンボル。


昨日は9:40に東宝スタジオへ。『怪談』のセットに、松竹の松本取締役、北川映像企画部長、緒方映画部長が来訪。芸者を演じる瀬戸朝香さんは艶やかで美しく、惚れ惚れする。

12:30に品川駅で佐藤信介監督、脚本家の鈴木智さんと合流し、修善寺の「あさば」へ。来年に製作を予定しているアクション映画の脚本合宿。3年半前に同じメンバーで脚本合宿をして生まれた企画で、最後の本直しを今日から始めるのだ。「あさば」は簡素でとても気持ちいい宿。食事もシンプルだが美味。

小國英雄になった気分で(橋本忍著「複眼の映像 私と黒澤明」参照のこと)、二人が直したページに目を通す。二人が書いている間は、ネット上にアップしてもらった『THE GRUDGE 2』の最新編集をチェックし、あとはひたすら風呂に入る。

そして、今日のランチは、近くにある「朴念仁」でそばを楽しんだ。



August 03, 2006
四万十川の天然鰻

kokaigawa.jpg
::小貝川での撮影風景。オープンセットは映画でのお楽しみ。


松嶋さんの撮影は一昨日に無事終了したので、昨日の朝、3時間半かけて再び水海道へ移動、『怪談』の撮影に立ち会う。

小貝川に建てたオープンセットは、一度建てたものの、先日の豪雨で小貝川が増水、撤去命令が出たので一旦バラし、再び建てたという執念のセットだ。

今日は11:00に東宝スタジオへ。『犬神家の一族』は、柏屋旅館のセット撮影。主人・九平役の林家木久蔵さんとその女房を演じる中村玉緒さんは今日が撮影初日。玉緒さんにとっては、『炎上』『ぼんち』『黒い十人の女』に続いて、実に45年ぶりの市川監督作品への出演となる。

17:00に角川ヘラルド映画で『犬神家の一族』メイキングの会議に出た後、18:30に銀座「福治」へ。ふぐの名店。夏は鱧とすっぽんが美味(鱧鍋の美味い店は東京では貴重)だが、今日は店に勧められて、メニューにはない鰻鍋を食べる。四万十川の天然鰻は絶品! すでに夏バテしていたが、解消した気分になる。