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June 29, 2006
中田秀夫監督作品クランクイン

hideonakata.jpg
::中田監督とふたりの影武者。


中田秀夫監督作品が昨日、クランクインした。内容はまだ書けないが、中田監督の新たな代表作となるはずだ。撮影は3カ月続く。

今日は8:30から『THE GRUDGE 2』の編集について、日本に一時帰国している清水監督とLAのプロデューサーたちと電話会議。LAチームが編集し直したバージョンのDVDが一昨日届いたので、それについて意見交換する。DHLもFEDEXも信用できない(配達の過程でコピーされる危険がある)から、DVDはマンデートのスタッフが自ら持ってきた。

10:30に日本テレビで打ち合わせした後、東宝スタジオへ行く。『犬神家の一族』のセットを覗き、ランチを中田監督と取って、午後は中田組のセットへ。種田陽平さんのセットは密度が高く、華もあって素晴らしい。

16:00にはコナミで、小島秀夫さんとお会いする。ゲームについてはまったく詳しくないのだが、創造する意欲と才能に溢れた人に会うのは楽しい。



June 23, 2006
すっぽん

konte.jpg
::市川監督から直筆のコンテをいただいた。


10:00に東宝スタジオへ。『犬神家の一族』は、犬神家の廊下での松子と静馬の場面を撮影している。

10:30に「富豪刑事デラックス」がオールアップした深田恭子さんが来て、衣裳合わせ。会うのは『リング2』以来だから8年ぶりだが、オーラは変わらない。今23歳というから、あのときは15歳だったのか。

隣のステージでは、瀬戸朝香さんが周防正行監督作品の撮影中。僕が携帯に付けているドコモダケのストラップが可愛いと言うので、色違いのものをプレゼントする。

18:40には銀座の「唐井筒」へ行き、夏バテ解消に「すっぽん一匹コース」をいただく。胆嚢入りの生き血を飲み、パイン酒に漬けた卵を食べただけで、体が火照ってくる。刺身も美味。中でも、内臓を包んでいた筋膜というのが適度に脂っぽくて絶品! 鍋のスープも上品な味で、最後の雑炊まで一気に食べた。銀座で軽く飲んだ後、六本木のBALI RELAXでマッサージを受けて帰る。



June 20, 2006
日本では撮影許可が下りないので、お帰りください

トム・クルーズが北側国交相を訪問して、「次は東京で撮影したい。一晩貸し切りにしてほしい」と言ったら、国交相は「全面的に協力します」と笑顔で応じたと言う。

いい加減なことを言うなよ! 「その頃には大臣やってないから、適当なこと言っときゃいいや」ってなことだろうが、たかが大臣こときがもし万が一全面的に協力したって、実現するはずがない。警察が許可しないからだ。

実際に『M:i:III』の上海の場面は日本で撮る計画があり、僕がロケハンをコーディネートしたが、希望するような場面は東京では撮影できないとわかって、彼らは上海へと去って行った。

アメリカでは、警察が道路を封鎖してくれるから、街中での派手なカーチェイスが撮影できるのだ。香港映画のロケで、撮影を中止しろと言いにきた警官に、1時間以上怒鳴り続けるスタッフを見たことがある。そして、その間に撮影は無事終了した。このギャップは10年経っても埋まらないだろう。



June 15, 2006
ディレクターズ・カット

11:00にニューリージェンシーでサンフォードと、12:00にはフォックス・アトミックでローレンス、ジェフと打ち合わせ。

13:00からは『THE ENTITY』の脚本打ち合わせ。ロイが用意してくれた「M CHAYA」の玄米いなりずしやケールの胡麻和えが美味しかった。ちなみに、ロイは減量中。1カ月足らずで見違えるほどに痩せた。

15:00からソニーで『THE GRUDGE 2』のディレクターズ・カットをゴーストハウス、マンデート向けに試写。みんな大満足で、確かな手応えを感じたよう。しかし、解決しなければならない問題点もいくつかある。それに、僕が編集したものから清水監督が7分足したので、かなり長く感じた。

18:00にローレンス・ベンダーと打ち合わせし、19:30からは「AGO」で、田村英里子さんと初めて会う。彼女は5年半前からLAに住み、英語を勉強しながら女優をしている。ぜひ、頑張ってほしい。



June 14, 2006
ジャカランダ

jacaranda.jpg
::来年の今頃には家で花見ができるよう、家にも植えることにした。


LAは今、「紫の桜」と呼ばれるジャカランダが満開。LAに初めて住んだ年、暴動があった。暴動が治まった後、傷跡が残る街に咲いたジャカランダの鮮やかな紫が印象的だった。

10:00に元パラマウントのブライアン・ウィットンが来る。

11:30にはパラマウントのスコット・ルーディン・プロダクションへ。『アダムス・ファミリー』『トゥルーマン・ショー』『めぐりあう時間たち』などを作った会社。

13:00からはメルローズのイタリアン「Doug Arango's」で、ロイと脚本家のエリック・バーントとランチ・ミーティング。ハムとイチジクのピザ・カルボナーラが抜群に美味しかった。

午後はオズラに戻り、エグゼクティブの面接(まだ続いている!)やら、UTAとの電話ミーティングやらを次々とこなして、18:30に「TAKAO」へ。ホラー映画のロケでアイルランドに2カ月行っていたMAYAがLAに帰ってきたので、食事する。



June 12, 2006
短くなりすぎた

昨日は久々の終日オフで、『X-MEN 3』を観る。脚本は雑だし、××と××は呆気なく死ぬし、監督がブレット・ラトナーに変わったから演出もちょっと安いが、それでも十分に楽しめた。

今日は9:00にソニーの編集室へ。タカ・バージョンの編集を続ける。木曜に受け取ったラフカットは115分、目標は90分なので、25分短縮に挑戦。しかも、清水監督は切っているが戻したい場面もいくつかある。

13:00にはUTAのチャーリーとリッチが来て、スタジオ内のレストラン「リタ・ヘイワース」でランチ・ミーティング。ここは何を食べても不味い。

17:30にラストまで編集を終えて計ったら、86分と短くなりすぎていた。編集作業を中断して18:00にフォックスへ。ロイと一緒にある企画をピッチする。再び編集室に戻ってバランスを見直し、いくつかの場面を復活させる。21:00過ぎに編集終了。結局、タカ・バージョンは89分になった。



June 10, 2006
『THE GRUDGE 2』編集中

jeff.jpg
::前作に引き続き参加してくれた、編集のジェフ。


昨日からLA。今回のフライトは全日空だったので、リニューアルされた成田空港の第1ターミナルを見学したが、期待外れだった。

到着早々、14:30にロイと打ち合わせし、17:00には『THE ENTITY』について電話会議。デヴィッドのマッサージを受けた後、20:00から「ととらく」で小峰夫妻と食事し、帰宅後は編集室から届いた『THE GRUDGE 2』のラフカットを見る。

今日は10:00にソニーの編集室へ。清水監督、編集のジェフと意見交換した後、タカ・バージョンの編集を行う。

清水監督の作品ではいつも、監督がある程度編集した後、僕の視点で編集し直し、監督が再度編集している。『THE GRUDGE 2』は3つのストーリーで構成されているので、展開のバランスが難しい。登場人物に気持ちが入ってドラマが見やすくなるよう、構成を変えてみる。あと、恐怖描写も多すぎると飽きるので、少し整理してみた。



June 06, 2006
悪い奴ほどよく眠る

村上ファンドの村上世彰さんが逮捕された。罪を犯したのなら、償うのは当然だ。しかし。正論を声高に主張し、日本では常識とされている非常識を変えようとしていた彼を失うことは大きい。

日本の映画界ではとくに、個人が利益を追求することは嫌悪される。誰よりも高い報酬を要求し、誰よりも高い成功報酬を要求してきた僕は、「金、金、言うなよ」とよく言われてきた。だが、僕にそう言う人は皆、企業に属し、その企業は卑しいほどに利益を追求している。しかし、その人はサラリーマンであるが故に、企業が得る莫大な利益の配分には与れない。だから、悔しいのだ。憎いのだ。皆が富を追求して向上していくのではなく、富を得るものを引きずり下ろして安堵したいのだ。

安心してください。日本村に再び平安が訪れました。僕もこれできっぱりと、村を捨てる決心がつきました。「悪い奴ほどよく眠る」という言葉の通り、どうぞ、ぐっすりとお休みください。