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March 29, 2006
肉の日

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::東宝スタジオは、隠れた桜の名所。


11:30に桜が満開の東宝スタジオへ。落合正幸監督が『THE GRUDGE 2』の撮影見学に来る。ランチを食べて、編集室で黒沢清作品の合成チェック。都心へ戻り、16:00に日本テレビへ、ある企画の打診に行く。

18:00に再び東宝スタジオへ戻って『犬神家の一族』カメラテストのラッシュを見た後、『THE GRUDGE 2』のセットに行くと、アンバー・タンブリンからご両親を紹介される。

ラス・タンブリンに会えるとは! 前にも書いたが、彼は、僕が生まれて初めて映画館で観た映画『サンダ対ガイラ』の主演俳優なのだ。彼の映画が僕の人生を動かし、今度は僕が彼の娘の主演映画を作っている。人生は不思議で楽しい。撮影は20:00前に終わり、集合写真を撮影して、第6ステージへ移動。

nikunohi.jpg
::みんなで、「♪ハッピー・バースデイ・トゥ・ニク」を唄った。


今日は29日だから恒例の「肉の日」。中日を越えたのを祝って今日は豪華に、鉄板焼きと鮨の職人に出張してもらい、飲めや食えやの宴となる。



March 27, 2006
キャッスルコーム

dr-dolittle.jpg
::当時、朝日ソノラマから出たソノシート。
  ビデオがない時代は、こういうのを聴いて映画を追想していた。


リチャード・フライシャー監督が亡くなった。6歳の時、『ドリトル先生不思議な旅』を観て、すっかりはまってしまった。僕の動物映画好き、ミュージカル映画好きはそのときから始まったのだと思う。

始めてヨーロッパへ行ったとき、ロンドンから列車を乗り継いで、キャッスルコームという村へ行った。『ドリトル先生不思議な旅』でドリトル先生が住む村はそこで撮影したと本に書いてあったからだ。映画では港町になっているが、実際は山の中の小さな村。あいにくの雨だったが、村中を散歩した。

今日はデスク業務をひたすらこなし、17:00に東映ビデオで黒澤満さんとお会いする。日本で尊敬する数少ないプロデューサー。僕を育ててくれた、お父さんのような存在。松田優作を育てた人でもある。

19:00からは、松竹の久松常務、ザナドゥーの沼田社長と「肉匠 なか田」で会食した後、「私」で焼酎を楽しむ。「萬年 無濾過」が美味かった。



March 25, 2006
六本木ヒルズ

hills.jpg
::左端が、僕の住んでいるC棟。


六本木ヒルズに住んでいるのには、3つの理由がある。

その1。3年前の夏、点検のために原発が止まって東京が停電になるという噂が流れ、冷房なしでは生きていけない僕にとってそれは死活問題で、ヒルズなら自家発電に切り替わるから大丈夫ですよと不動産屋に言われたから。

その2。敷地内に映画館があって、朝でも夜中でも時間が空いたときに映画が観られること。

その3。映画人でもヒルズに住めるんだということをアピールして、才能のある人にできるだけ多く映画の世界へ来てほしいから。僕がプロデューサーを始めた頃は、映画の仕事は貧乏の代名詞だった。とある芸能プロダクションの社長からは「日本映画でリッチになるなんて絶対無理だ」と断言された。その言葉が、ここまでやってこられた原動力のひとつだったりもする。

それにしても、ここには怪しい住人が多い。まあ、僕も怪しいと思われているのでしょうが。



March 24, 2006
金田一耕助と「トリック」

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::モニター前には、プロデューサーとキャストの椅子が並ぶ。


昼前に東宝スタジオへ。『THE GRUDGE 2』は第9ステージで撮影中。クラフトコーナーでおにぎりやらパンやらを食べた上に、ランチもしっかり食べる。アメリカ映画ならでは、食べ物が豊富に並んでいるから、ついつい食べてしまい、この1カ月でまた太った。『THE GRUDGE 2』の撮影は、まだ中日を越えたばかり。

13:00には、石坂浩二さんが到着。第8ステージで『犬神家の一族』金田一耕助の扮装テスト。お馴染みの衣裳とお馴染みの帽子を新調。27年ぶりの石坂=金田一を生で見て感激する。東宝宣伝部の上田さんと4月5日の製作発表記者会見について打ち合わせし、市川監督に説明して意見を伺う。

夜は、録画し損なって見逃していた「トリック 新作スペシャル」を観る。小ネタの連続で2時間楽しませるなんて、堤監督は凄い!とまたまた思う。特典ディスクの「やむ落ちベストテン」にも楽しませてもらった。



March 19, 2006
駅弁

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::八角形だから、八角弁当。


昨日は結婚式の後、大阪へ行き、北新地にある「さか本」で学生時代の親友と食事した。「さか本」は、大阪で一番好きな店の一軒。小料理屋だが、メニューが多く、何を食べても美味しい。中でも、ビフカツは絶品だ。

夜は、ホテル阪急インターナショナルに泊まる。オープン当時は「大阪にもやっとまともなホテルができた」と喜んだが、最近は失望することばかり。6時に起きて朝食を食べようと思ったら、レストランもルームサービスも7時からだなんて、あり得ない!

予定より早くチェックアウトして、新大阪駅で水了軒の「八角弁当」を買って食べる。変わらず、美味い。値段を1100円に抑えているのも立派だ。東京にも今でこそ「幸福弁当」「東京弁当」といった少しはまともな駅弁ができたが、それぞれ、1300円、1600円とちょっと高め。それと、最近は品川駅から新幹線に乗ることが多いのだが、品川駅は駅弁の種類が少ないのが不満だ。



March 18, 2006
猫が好き

甥の結婚式で神戸へ帰ったので、実家に寄って猫と遊ぶ。子供の頃は、いつも猫と一緒だった。

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::幼稚園の頃。まだ子猫のミーと。


最初に飼ったのはミーという三毛猫。でも、父が猫嫌いで、子供を産んだことに怒って、子猫ともども父の会社の近くに捨ててしまった。駅で言うと8つも離れた場所だったが、1カ月くらいして、汚れた体で帰ってきた。

ルリという真っ白な猫も飼った。名前の通り、目がきれいな瑠璃色だった。白猫は長生きしないと言われてはいたが、早死にしてしまった。

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::トム。おっとりしていて、やさしい。


今、実家には、友人からもらったトムとピーという兄弟がいる。2匹ともベルリンの壁崩壊の2日前に生まれたから、もう16歳のおじいちゃんだ。ある夏、トムが鳴いている夢を二日続けてLAで見た。気になって母に電話してみたら、トムが病気だと言う。

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::ベネチアの猫。86年。

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::リビエラの猫。96年。


ロケ先や旅行先の街角で猫を見つけると、必ず声をかけて、仲良くなれるよう努力する。なかなか心を開いてくれない猫も多いけど。



March 02, 2006
ベルエアの家

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::鹿の親子がよく遊びに来る、ハッピーな家だった。


10:00にニューリージェンシーへ。サンフォードとジョナサン・ルイズにピッチ。

11:30からはライオンズゲートで、Jホラーシアターの状況や次のプロジェクトのことについて話し合う。

「寅福」でランチした後、14:30にフォックスでピーター・カンと、彼が送ってきてくれたある脚本について打ち合わせ。ピッチもする。

17:00にはUTAから紹介された弁護士事務所へ。会った弁護士の一人が、十数年前に僕が住んでいた家の現在のオーナーだと知ってびっくり。世界は狭い。そのベルエアの家は、過去にマイケル・J・フォックスやラッセ・ハルストルム監督が住んでいた家で、緑に囲まれ、開放的で、大好きな家だった。

19:00には「YUU」へ。LAで脚本執筆中の岩井俊二監督と食事。監督が昨年末はストックホルムに籠もって脚本を書いていた話や子供の頃にトラウマになったテレビ番組の話などで盛り上がる。



March 01, 2006
ピッチ

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::青い空は元気をくれる。


10:00にドリームワークスでマーク・ソリアンに、11:00にフォーカス・フィーチャーズでエイドリアン・ビドルに、15:00にディメンションでリチャード・サパスティン、マット・スタインに、17:00にフォックス・サーチライトでローレンス・グレイ、アレックス・フランクリン、ジョン・ヘグマンに、19:00にパラマウントでマーク・エヴァンス、ジェイソン・ワイズ、デヴィッド・ゲイルに、同じ企画をピッチしてヘトヘトになる。

と言っても、作品の世界観やキャラクターやストーリーをピッチするのは脚本家で、僕は企画の背景やセールスポイントを説明するだけなのだが。それにしても、一日でハリウッドを一周した気分。

夜は、友人と「TAKAO」で楽しく食事し、オズラに戻って、編集室から届いた『THE GRUDGE 2』のデイリーを数日分まとめて見る。清水監督の演出はますます冴えているので安心した。