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January 03, 2006
思い出のテレビドラマ

yamasan.jpg
::山さん。


今日から「古畑任三郎 FINAL」が始まった。子供の頃はテレビっ子だった。大人向けのドラマを、親に隠れて夜遅くまで見ていた。カラーテレビがわが家に来た日のことも鮮明に憶えている。小学校から帰ってきたら、父が相撲を見ていて、力士が肌色をしているのでびっくりした。

でも、最近、テレビドラマをほとんど見なくなった。視聴者に媚びた安直なものや保守的なものが多いのが原因だ。リアルタイムのメディアであるテレビは、実験精神を忘れてはいけないと思う。というわけで、思い出のテレビドラマを挙げてみる。

「ウルトラQ」映像体験の原点。「ゴーガの像」の放送日、京都に墓参りに行くことになり、僕は留守番すると言い張ったが、7時までには帰るからと親に説得されて行ったら、渋滞で家に着いたのは7時20分すぎ。ラストシーンしか見られなかった。再放送なんて知らなかったし、ビデオもない時代だから、もう一生見られないと思って泣いたのを憶えている。

「王様のレストラン」コメディドラマの最高傑作のひとつだと思う。

「踊る大捜査線」第1話を見たときの衝撃は忘れない。日本映画はテレビドラマに負けたと思った。ファンとして言わせてもらうが、番外編を粗製濫造して名を汚さないでほしい。

「想い出づくり」主人公の3人より、田中美佐子に痺れた。

「怪奇大作戦」京都でたまたま訪ねて気に入った寺が、「京都買います」のラストで美弥子が仏像に変身する寺だと知って、人間の記憶ってすごいと感心した。

「キイハンター」子供ながらに「♪ああ 昨日恋して燃えて 今日は敵と味方のふたり」という歌詞に酔った。

「ごくせん」放送前はミスキャストでは?と心配したが、仲間由紀恵さんのまた新たな魅力が引き出された。

「こんな恋のはなし」このドラマで松嶋菜々子さんに魅了され、『リング』に出てもらった。ビデオ化されないのが残念。

「木曜ゴールデンドラマ 国境の固き約束」2時間ドラマ黎明期の傑作。戦時下のヨーロッパが舞台で、実際にヨーロッパでもロケをしていた。石坂浩二さんが主演だったので撮影現場に遊びに行く機会があり、生田スタジオの食堂で夏目雅子さんとランチを食べた。あんなにオーラのある人に出会ったことはその後もない。

「猿の軍団」斉藤浩子の脚に惹かれて毎週見ていた。子供の頃から脚フェチだったことを痛感。

「四季・ユートピアノ」テレビというメディアの特性が活かされた、テレビドラマ史に残る傑作。DVD化してほしい。

「白い巨塔」もちろん、田宮二郎版。安易なリメイクはやめてほしい。『赤ひげ』のリメイクを見たときはフジテレビは気が狂ったのかと思った。作る方も作る方だが、出演する方も出演する方だ。

「大忠臣蔵」三船敏郎の大石内蔵助をはじめ、見事なオールスターキャスト。冨田勲の音楽も素晴らしかった。

「太陽にほえろ!」高校時代、パロディを8ミリで作り、僕は山さんを演じた。その頃は痩せていたので。

「トリック」仲間由紀恵さんの隠れた魅力を引き出した堤幸彦監督に脱帽した。

「花は花よめ」もちろん、吉永小百合目当てで見ていたが、子役の林寛子がホントに可愛かった。落合正幸監督が子役で出ていたと聞いたので、もう一度見たい。

「判決 生きる」仙道敦子さんのデビュー作。番組が始まることも知らなかったが、初回放送の朝、新聞のラテ欄で彼女のインタビューを読んでファンになった。

「非情のライセンス」天知茂のニヒル全開! 原爆孤児という設定もすごい。

「警部補・古畑任三郎」赤い洗面器のオチが知りたい。

「夢千代日記」ようやくDVDが出たので見直した。こういう良質なドラマはもう作れないのか?

「世にも奇妙な物語」ファンだったので、監督依頼がきたときは嬉しかった。高嶋政伸さん主演の「黒魔術」と、竹中直人さん主演の「切腹都市 ハラキリシティー」の2話を監督した。