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November 29, 2005
『SAYURI』

13:00から、『Mr. & Mrs. スミス』で来日したニューリージェンシーのサンフォード社長たちとランチ・ミーティング。黒沢清監督にぜひ紹介してほしいと言うので、監督にも食事に付き合ってもらう。

17:30には両国国技館へ。『SAYURI』のワールドプレミア。映画が始まったのは19:30で、待っている間に疲れてしまう。

映画はというと、美しいけど、話があまりにも薄っぺら。魅力的な俳優を集めながら、アジア人の感情を表現するのに大切な間(ま)を監督が理解していないので、登場人物の感情が伝わってこないのが致命的だ。3人の主演女優は中国人だし、鳴りっぱなしの音楽は中国風だし、オープンセットの町並みも微妙に中国が入っているので、中国の歴史ものみたいだった。

西麻布に移動して、エイベックスの剱持さんと打ち合わせした後、自宅に戻り、「24」シーズンIVの最後の2話を観る。4日で制覇は新記録だ。



November 28, 2005
種田陽平さん

15:00にオズへ行き、1月に発売される『ノロイ』DVDの特典映像について、ジェネオンの山口さん、ジッピーの田島さんと打ち合わせ。

続いて、来年撮影する中田秀夫監督作品の美術について、デザイナーの種田陽平さんと打ち合わせ。種田さんと仕事をするのは、僕が唯一監督した『帝都大戦』以来。そのときはまだ助手だった。『スワロウテイル』『不夜城』『キル・ビル』など、その後の活躍は凄まじい。「一緒に仕事をしましょう」と言いながら、なかなかスケジュールが合わず、ようやく実現した。

18:20にヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズへ。『Mr. & Mrs. スミス』のプレミア試写。前半は二人の魅力で思ったより面白かったが、後半、撃ち合いが延々と続いて退屈する。それにしても、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの舞台挨拶は呆気なかった。二人はほとんど喋らず、通訳の戸田奈津子が勝手に喋ってた。それじゃ、通訳じゃないよ。



November 23, 2005
『帝都物語』

13:00に東宝スタジオへ。1月に撮影を開始する、黒沢清監督Jホラーシアター第4作のメインスタッフ打ち合わせに顔を出す。

15:30にはオズに戻り、高橋洋さんとJホラーシアター第5作の脚本打ち合わせ。続けて、安達正軌初監督作品の脚本打ち合わせ。

18:30にグランドハイアット東京の「旬房」へ。実相寺昭雄監督と荒俣宏さんと会食。この3人で食事をするのは18年ぶりか。『帝都物語』を製作していた頃を思い出す。プロの知識などほとんどなく、自分の感性だけを信じて、ただがむしゃらに突き進んでいた。皆の反対を押し切って、3億円の銀座オープンセットを建てた。来日していたギーガーに直談判しに行って、護法童子のデザインを描いてもらった。今見直しても、そんなパワーが作品に漲っている。

今は臆病になってしまってはいないか。あの頃の無謀さ、信念の強さは今でも自分にあるか。楽しく食事をしながら、そんなことを考えていた。



November 13, 2005
『ALWAYS 三丁目の夕日』

悔しい。昭和30年代を再現する映画を作りたいと夢みてきたが、そのままやられてしまったという感じ。脚本と演出がいたって安いので心には響かないのだが、こういう映画が作られ、多くのお客さんが映画館に足を運んでいるのを見るとほっとする。小雪さんと子役の小清水一揮くんがいい。堀北真希ちゃんも未だ初々しくていい。CGの理想的な使い方もうれしい。

「虎の穴」で焼肉を食べて帰り、『真夜中の弥次さん喜多さん』を観る。つまらない。アーサー王が出てきたあたりで、観る気力が失せる。最近流行りの「小ネタづくし」映画の典型例。小劇場の舞台で、楽屋落ちのギャグで笑いを取って安心するのと同じ。でも、こういう映画でも楽しめる人がいるのかもしれない。

テレビで垂れ流されているバラエティ番組を見るとつくづく思うが、客が寛容になって「笑い」は地に落ちた。なぜ、こうも簡単に人は笑うようになったのか?



November 11, 2005
祝!ザナドゥー10周年!

7:15から、最近通い詰めている「BALI RELAX」でマッサージ。隣の松屋で和朝食を食べ、10:30に事務所へ。

12月にクランクインする「Jホラーシアター」第4作の脚本について、黒沢清監督と打ち合わせ。監督×プロデューサーとして仕事をするのは初めてなのだが、想像以上に楽しく刺激的だ。

「キッチン・ヌノ」でランチを食べ、来週公開する『奇談』の宣伝会議、まもなくオープンする公式サイトの打ち合わせを終え、自宅へ戻る。

18:00には「uraku」へ。ザナドゥーの10周年パーティ。アルタミラピクチャーズの桝井さんと初めて会う。日本で唯一、ライバルだと意識しているプロデューサー。僕が作ることのできない映画を次々と作る才能に脱帽している。嫉妬していると言った方が正しいか。

20:30に事務所へ戻り、来週放送の『いぬのえいが』テレビ版の編集について日本テレビの佐藤さんたちと打ち合わせ。



November 07, 2005
AMOEBA

juonthaidvd.jpg
::タイ版のジャケット。
  日本映画には見えないが、
  笑えるテイストは伝わる。


10:30にAFMのメイン会場であるサンタモニカのローズ・ホテルへ。来年、中田監督と一緒にやる予定のアメリカ映画について、製作プロダクションと製作態勢やスケジュールについての打ち合わせ。

11:40にはソニーへ。清水監督と一緒に、社長のマット・トーマックと副社長のシャノン・ゴールディングに会いに行き、『THE GRUDGE 2』の脚本についての意見を聞く。長い道程を経て、ようやくみんなが納得できる脚本が出来そうだ。その後、脚本打ち合わせ。

18:30に再び「TAKAO」へ。LAに戻った中田監督と会食。

帰りに「AMOEBA」へ。レアなDVDが揃っている、お気に入りのショップ。香港版『クライング・フリーマン』やタイ版『呪怨』のDVDを買う。昨年放送した「日本のこわい夜」のアメリカ版DVD「Dark Tales of Japan」も発見した。



November 04, 2005
二つのリメイク作品が動き出した

meeting.jpg
::手前が、前作の脚本も書いたスティーブン・サスコ。


今日も9:30からソニーで脚本打ち合わせ。廊下でばったり、電通の千野さんと会ってびっくりする。

15:00にヴァーティゴへ。ロイの製作プロダクション。あるリメイク作品の脚本についてキース・ゴードンと打ち合わせする。キースは監督作も何本かあるが、以前は子役で、『クリスティーン』では主演していた。『殺しのドレス』のコンピュータおたくの少年ピーターも記憶に残っている。

17:00にはニューリージェンシーへ。別のリメイク作品がいよいよ動き出すので、プロデューサー陣と脚本家とでキックオフ・ミーティング。

19:00からは「TAKAO」で、エイベックスの千葉副社長、高木さん、秘書の矢内さん、ザナドゥーの沼田社長と会食。「TAKAO」はLAで一番気に入っている鮨屋。先日のオープンハウス・パーティでは出張して鮨を握ってもらったが、大好評だった。



November 03, 2005
ゴーストハウス・ピクチャーズ

sam.jpg
::サムと。清水監督がいかにサムを嫌っているかがわかる(嘘)。


9:00からソニーで、『THE GRUDGE 2』の製作打ち合わせ。マンデートでプロダクションを担当しているケリーと、予算について意見交換する。引き続き10:30から、脚本打ち合わせ。登場人物とストーリー構成の最終形がほぼ見えてきた。

16:30にフォックスへ行き、ピーター・カンと打ち合わせした後、サム・ライミ率いるゴーストハウス・ピクチャーズのパーティが行われているサンタモニカの「CTNCH」というバーへ。店の前には、『THE GRUDGE 2』の仮ビジュアルが飾られていた。

サムに挨拶をしていると、ルーシー・リューを紹介される。彼女は、ゴーストハウスが製作している『RISE』という吸血鬼映画に主演しているのだが、さすがハリウッド女優のオーラを放っていた。

パーティの後は、清水監督やオズラのスタッフと「YUU」で日本食を食べて帰る。



November 02, 2005
オープンハウス・パーティ

ozla.jpg
::オズラ設立メンバー。左から、小峰昭弘くん、カヨコ・ディーチさん、僕。


9:30からソニーで『THE GRUDGE 2』の脚本打ち合わせ。今日から前作の脚本を書いたスティーブンも復帰。

僕は15:30に中座して帰る。18:30から我が家で、オズラのオープンハウス・パーティがあるからだ。パーティ・コーディネーターのルルの指揮の下、キッチンは戦場と化し、プールには花やキャンドルが浮かべられ、バレット・パーキング(車を預かる係)は整列、準備万端でゲストの到着を待つ。

19:00過ぎには、100人以上のゲストで庭が埋まる。13年前のオズラ設立メンバーも勢揃いし、『ヤクザVSマフィア』のフランク・カペラ監督など懐かしい顔も見える。サンタモニカでは今日からAFMが開かれているので、日本からのゲストも大勢来てくれた。

20:00を過ぎて、ロイ、ライオンズゲートのピーター、松竹の久松常務、アスミック・エースの椎名社長と鏡割りを行い、日本酒で乾杯。楽しいパーティになった。