October 27, 2005
前世
12:00に六本木ヒルズで行われている東京国際映画祭へ。『輪廻』のプレミア上映に先がけ、優香さん、香里奈さん、椎名桔平さん、清水監督と記者会見に出席。それぞれ、自分の前世を披露する。ちなみに、僕の前世は「ラッコ」です。小さい頃、自分が海に浮いていて、まわりを見回すとラッコだらけという夢をしょっちゅう見ていた。水族館で飼育係の人に「ラッコは飼えますか?」と質問したら、「餌代が大変だよ」と言われた。
ヴァージンシネマに移動して、14:00から舞台挨拶。知り合いが何人か観に来ていたが、みんな絶賛のメールをくれたのでうれしかった。
15:00にはエイベックス・エンタテインメントへ行って、契約の打ち合わせ。
渋谷でセブンスアヴェニューの中村社長と合流し、17:00に集英社へ。ある原作の映画化についてプレゼンする。
夜は、11月15日に日本テレビで放送される「いぬのえいが 特別版」の編集チェック。
October 13, 2005
『戦国自衛隊1549』
これほど緊張感のないアクション映画も珍しい。二転三転させているつもりなのだろうが、意外性も説得力も何もない。脚本もひどいが、演出もひどい。俳優もひどい。見事に3拍子揃っている。
まず、主人公にまったく共感できない。世界が滅びると言われているのに、何で格好つけてるのか。足手まといなだけのヒロイン。まあ、これはありがちですが。もっと足手まといな上官。これも、ありがちか。つまりは、登場人物が全員バカ。自衛隊も協力している場合ではないと思う。この映画を観たら、自衛隊はアホの集まりに見える。
ひどいと言えば、『容疑者 室井慎次』。どうでもいい話に、安い演出。映画史上に残るひどい映画だと思う。でも、興収40億円というのだから、脱力してしまう。
日本に帰る飛行機の中で、『シンデレラマン』を観て、号泣。傑作とまでは言わないが、抑制の利いた良心的な作品だ。後味も良い。こんな映画もまだ作れるのだと、少しほっとする。
October 10, 2005
サンタ・バーバラ

::ワイナリーは秋の色に染まっていた。
週末を利用して、LAから車で2時間ほどのサンタ・バーバラへ行ってきた。サンタ・バーバラのワイナリーは『サイドウェイ』ですっかり有名になって人気だと聞いたので、ホテルおすすめのワイナリーを2軒訪ねてみたが、正直言ってがっかりした。泊まったのは、「バカラ」というリゾートホテル。海に面した部屋はとても快適で、リラックスできた。
15:00にロイが、ヴィンス・ヴォーンの新作を書いた脚本家ジェイ・ラヴェンダーを連れて来る。ロイは昨日、新しく買ったマウンテンバイクに乗りすぎて腰を痛めたらしく、とても辛そうだ。
16:30にUTAでチャーリー、リッチと合流して、17:00にフォックスへ。社長のハッチ・パーカーとのミーティング。僕がハリウッドでやってみたいことと、彼が求めていることとがぴったりと一致して、とても気持ちのいいミーティングだった。
夜は焼肉「まんぷく」でオズラのヒロコ、ミホコと食事。
October 07, 2005
松本晃彦さん
『スティング』のDVDを買ったら、脚本家やキャストが当時を振り返るインタビューが収録されていた。自分の判断を信じて映画を作ることができた、良き時代。ポール・ニューマンが「もうあの頃のような映画製作はできない」と語っていたのが心に浸みた。
『踊る大捜査線』シリーズで有名な作曲家の松本晃彦さんがオズラへ来る。『もういちど逢いたくて 星月童話』で一緒に仕事をしたのだが、その音楽は自作の中でもとくに気に入っている。活動の場をアメリカに広げるために、今年から定期的にLAへ来ているとのこと。11:00からロイに紹介し、14:30にはUTAのエージェントたちに紹介する。
メジャースタジオは作曲家の人選にはとくに保守的で、一握りの有名な人たちしか使おうとしない。そういった有名な作曲家たちは、今や一人で作曲しているのではなく、何人もの作曲家を抱えて彼らに作曲させている。言わばスーパーバイザーのような存在らしい。
October 06, 2005
『男はつらいよ』中毒
9:15にアリが来て、トレーニング。
13:00にはパラマウントを先週辞めたブライアンが遊びに来る。家が近所なので、散歩がてらという感じだ。
少し時間が空いたので、『男はつらいよ 寅次郎物語』を観る。秋吉久美子がマドンナの、シリーズでは凡庸と言われている作品だが、それでも観るべきところは大いにある。僕は『男はつらいよ』中毒で、1作目から48作目までを繰り返し見続けている。ビデオがない時代は、松竹の映画館で年に何回か「寅さんまつり」と称して旧作を3本ずつ上映していたから、足繁く通っていた。3本観ると6時間くらいかかって腹が減るので、いつもデパートの地下でおむすびセットを買って持ち込んでいた。その映画館の匂いもおむすびの味も未だに憶えている。
16:00にはゴーストハウス・ピクチャーズへ。マンデートのケリー、ドリュー、ゴーストハウスのマイケルと、『THE GRUDGE 2』の予算打ち合わせ。
October 05, 2005
中田監督製作のドキュメンタリー映画

::中田監督の隣は、アシスタントのジェニファー。
ドキュメンタリー映画のプロデューサー兼カメラマンだ。
11:00からオズラで、中田監督が自費で製作しているドキュメンタリー映画のインタビューを受ける。映画のテーマは、ハリウッドで働いている外国人の目から見たアメリカ映画界。インタビューと言っても、半分近くは中田監督の考えを聞いてうなずいていただけですが。それにしても、今日は暑すぎる。暑い日は冷やし素麺に限るというわけで、アシスタントのミホコに冷やし素麺を作ってもらって食べる。
14:15にヘンソン・スタジオへ。清水崇監督による「寄生獣」の実写映画化を一緒に進めているので、リサとドンとそれについての打ち合わせ。
16:00にはディメンションへ行き、リチャード、アレックスと打ち合わせ。
18:00からは「PEPPONE」で、ライオンズゲートのニック、ピーター、ジェイソン、ステファニー、シャーマとディナー。来年動き出す新しいプロジェクトについて意見交換する。
October 04, 2005
LAは今日も快晴
11:00から中田秀夫監督と、来年撮影する映画の打ち合わせ。Jホラーシアターのフィナーレを飾る作品で、中田監督にとっては5年ぶりの日本映画。
13:30からはローレンス・ベンダーとランチ。彼の知り合いが「HAPPY NEW YEAR!」と声をかけるのでどうしてかと思ったら、ユダヤ人の正月だとのこと。
16:30にマンデートへ。スコットとゴーストハウスのマイケルと、僕が原案を書いた『YOMI』というプロジェクトについて打ち合わせ。
19:00には、シンとMAYAと3人でダウンタウンの「KAGAYA」へ行き、LAで一番美味いしゃぶしゃぶを食べる。MAYAは、お父さんがアメリカ人パイロットで、お母さんが日本人スチュワーデスという、絵に描いたようなハーフ美人。英語はもちろんネイティブだが、日本語も流暢で、日本でも「美的」の表紙モデルなどモデルとして活躍しているが、今はLAに住んで女優を目指している。
October 03, 2005
トレッキング

::シンとトレッキング仲間のコナ。
15:00にロイが来る。一緒にやっている2つのプロジェクトが、ワーナーとニューラインで始動することになったので、それについての打ち合わせ。あとは、パラマウントのエグゼクティブが辞めた話や、中田監督のエージェントのダンがUTAを辞めてCAAに移った話などを聞く。
17:00からは、我が家のゲストハウスに住んで家の管理をしてもらっているシンとトレッキング。家の裏にトレッキングコースの登り口があり、マルホランド・ドライブまで往復するのに90分くらいで、良い運動になる。途中、『スクリーム2』に出てきた家があったりして楽しいし、LAを一望できる丘から夕陽が見えて最高の気分転換になる。犬を連れている人も多く、シンも友人の犬・コナを連れてきた。
シンは日系2世で、ロイの友人。「デッドゾーン」などテレビの脚本を書いているライターで、『THE JUON/呪怨』のプロデューサーの一人でもある。
October 01, 2005
東京のおいしい店
僕は太っている。おいしいものが好きだからだ。毎日、毎食、おいしいものを食べないと気が済まない。残念ながら、毎食は無理だけど。そんな僕が愛する、東京のおいしい店。
「岡半本店」すきやきならここ。銀座の数少ないおいしい店。
「翁」東京一のそば。高いと批判する人も多いが、ここのそばを食べると他の店では食べられない。恵比寿にある。
「梢」パークハイアット東京の日本料理店。メニューのセンスがいいし、日本酒も揃っている。
「小やなぎ」ふぐならここ。最後に食べる雑炊の何とおいしいことか! 麻布、鳥居坂下。
「ざくろ」しゃぶしゃぶとアスパラ豆腐は絶品!
「すずき」とんかつならここ。もちろん、ロース。恵比寿三丁目交差点の近く。
「ダノイ」日本においしいイタリア料理はないと思っているが、ここの「キャベツとアンチョビのスパゲッティーニ」と「仔牛のカツレツミラノ風」はおすすめ。広尾、日赤病院下の近く。
「TSUBAKI」ワインの店だが、料理もおいしい、知る人ぞ知る隠れ家。西麻布にある。
「天鳳」一番お気に入りのラーメンが、ここの「135」。六本木、旧防衛庁の前。
「虎の穴 恵比寿店」焼肉ならここ。肉だけで言えば西麻布の「肉匠 なか田」の方が美味いが、料理のバランスが良いので通っている。運が良ければ、最高の飛騨牛を食べられる。
「鳥重」おばちゃんが一人でやっている、渋谷にある東京一おいしい焼鳥屋。なぜこんなに美味いのか、何度食べても不思議。焼鳥もお酒もオーダーし過ぎるとおばちゃんが叱ってくれる。良心的な値段にも頭が下がる。
「別亭 鳥茶屋」冬になると、ここのうどんすきが食べたくなる。神楽坂、毘沙門天の近く。
「富麗華」香港で安くておいしい中華を食べると、日本で中華を食べる気がなくなるが、ここの上海蟹は絶品。新一の橋交差点の近く。
「酒飯 庖正」ストイックな日本料理。何を食べても美味いが、胡麻豆腐と湯葉の山椒焼きは絶品。六本木ヒルズのそば。
「与太呂」絶品の鯛飯。天ぷらもおいしい。赤坂みすじ通り。