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January 31, 2005
サラ・ミシェル・ゲラー

昨日は久々に遅くまで飲んだが、気持ちよく目覚める。

12:00からJホラーシアターを一緒にやっているTBSの濱名さんと会食。彼は昨年、『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』の純愛路線でスーパーヒットを連発。実は、僕と彼とは18年前、同じ会社で働いていた。

15:00には『輪廻』のキャスティングで某芸能事務所へ。日本で映画を作るときにもっとも難しいことのひとつが、キャスティングだ。日本には映画スターがいないし、魅力的な俳優もわずかしかいなし、そういった人はテレビで忙しい。

事務所へ戻って、ザナドゥーの沼田さんやファントム・フィルムの叶井くんたちと8月に公開する映画の宣伝打ち合わせ。

夜はパークハイアット東京の梢で、『THE JUON/呪怨』のキャンペーンのために来日したサラ・ミシェル・ゲラーと会食。やっぱり、ハリウッドの映画スターは魅力があると、つくづく思った。



January 27, 2005
アマンワナとチプリアーニ

世界には素晴らしいホテルがたくさんあるが、別格の二つを紹介する。

amanwana.jpg
::アマンワナは「平和な森」という意味。


まずは、バリのアマンワナ。本島からチャーター機で1時間程飛んだ島にある。目の前は珊瑚礁、後ろはジャングル。そこに、テント型のコテージが建っている。コテージの前の砂浜で本を読んだりバーベキューをしたり、ボートで1時間程行ったところにあるダイビングスポットで潜ったり、ジープで山頂まで行って滝壺のプールで泳いだり、山歩きして蝙蝠の洞窟へ行ったり、隣の島のカルデラ湖でカヌーをしたり。何も考える必要はなく、あっという間に時は過ぎていく。

venice.jpg
::アカデミア橋で。


もうひとつは、ヴェニスのチプリアーニ。ヴェニスでは毎日、迷路のような小道を、ただ散歩し、野良猫と会話する。時が止まったような空間に、心地よい孤独を感じる。世界で一番好きな街。船で20分ほどのリド島には、世界一美味いパスタの店がある。



January 14, 2005
『ザ・リング2』

今日は快晴。しかも、暖かい。

9:30からソニーで、最後の脚本打ち合わせ。昨日までの問題点はほとんど解決でき、スティーブンが第1稿を書き始めることになる。

清水監督とランチした後、16:00に再びソニーへ。『THE JUON/呪怨』を担当したエグゼクティブ、シャノン・ゴールディングとの打ち合わせ。僕が清水監督と一緒にやる予定の、ある企画について話し合う。
続いて、UTAのチャーリー・フェラーロと電話ミーティング。パラマウントで進めている映画の契約条件について。あと一歩で契約締結というところまできた。

夜は、中田秀夫監督、ロイ・リー夫妻たちと食事。昨日、サンディエゴで『ザ・リング2』のテストスクリーニングが行われたのだが、素晴らしい結果が出たとのこと。中田監督はいつになく上機嫌で、僕も嬉しい。

『ザ・リング2』は3月18日全米公開の予定。中田監督のハリウッドデビューはまた、鮮烈なものになるだろう。



January 13, 2005
眠い

今日は曇。9:30からソニーで脚本打ち合わせ。昨夜は『輪廻』の企画書をまとめていてほとんど寝られず、ひたすら眠い。そのせいで、打ち合わせの後半はハイになって、次から次へとアイデアが浮かぶ。しかし、スティーブンは恵まれている。ほとんどのアイデアを清水監督と僕からもえらえるのだから。

15:30にはフォックスへ。彼らの企画のひとつが行き詰まっていて、僕がこうしたらどうかと提案したら、面白いからその方向で社長と相談したいという話になった。まあ、どうなるかわからないが。

その後はホテルに戻り、NYのプロデューサーと電話ミーティング。僕の大好きなある監督が日本で映画を撮りたいのでサポートしてくれないかという相談を受ける。「喜んで!」と返事する。

夜は、俳優の加藤雅也さん、LAで監督をしている細谷佳史さん、その奥さんで映画ライターの吉川優子さんと食事。



January 12, 2005
『輪廻』

今日も晴れる。脚本打ち合わせが中休みなので、ホテルの部屋で仕事。まずは、昨年末にクランクアップした映画の、監督が仮編集したビデオテープが届いたので見る。続いて、ライオンズゲートが僕にプロデュースを依頼してきた、カナダの監督が撮るホラー映画の脚本を読む。結構、面白い。

16:00からは、清水監督とニューラインへ。製作部門の責任者トビー・エメリック、『ロード・オブ・ザ・リング』プロデューサーのマーク・オデスキーらと、ある企画について打ち合わせ。トビーはいつものように愛犬を連れている。

その後は、ホテルに戻って、清水監督が撮るJホラーシアター第3作の脚本打ち合わせ。4月にクランクインする予定なので、清水監督にはそろそろ脚本第1稿を仕上げてもらわなければならない。細かい内容について意見交換し、ストーリー展開や人物設定はほぼ確定する。

監督の提案を受けて、仮題は『輪廻』に決めた。



January 11, 2005
『エンティティー 霊体』

agent.jpg
::僕のエージェントたち。
  左がマーティ。右はチャーリー。


今日も9:30からソニーで脚本打ち合わせ。午後は、密着取材中のテレビ東京「ガイアの夜明け」のインタビューを受ける。

18:00にUTAへ。ここは、僕と清水監督、中田監督が契約しているエージェンシー。簡単に言うと、いろんな企画を見つけてきたり、われわれの企画をスタジオに売り込んだり、契約交渉をしてくれる会社だ。ハリウッドで活躍する俳優、監督、脚本家のほとんどはエージェンシーと契約している。ちなみに、われわれのエージェントの一人であるマーティ・ボウエンは『アダプテーション』に登場する。演じているのは俳優だが、キャラは本人そのもの。

19:30からはフォックス・サーチライトと『エンティティー 霊体』リメイク企画の脚本打ち合わせ。我ながら良いアイデアが浮かんだので、披露する。いつも、良いアイデアが浮かぶのは打ち合わせの最中だ。

中田秀夫監督の英語力の上達ぶりに脱帽。僕も英語を磨かないと。



January 10, 2005
チャップリン・スタジオ

LAは異常気象で連日、大雨。

9:30からソニー・ピクチャーズで『THE GRUDGE 2』の脚本打ち合わせ。清水監督も昨日LA入りし、サム・ライミやロイ・リー、脚本のスティーブン・サスコなど、前作の主要メンバーが勢揃いした。セネターの社長ジョー・ドレイクによると、『THE JUON/呪怨』はイギリス、イタリア、ブラジルなど世界各国で初登場1位の大ヒットとのこと。脚本打ち合わせは金曜まで続く。

18:30からはヘンソン・スタジオで、日本の人気コミック映画化の打ち合わせ。今ではスタジオ中にカーミットやらミス・ピギーやらがいるが、ここはかつてチャップリンが建てたスタジオで、彼の伝記映画『チャーリー』にもスタジオオープンの場面があった。かつてここでチャップリンが映画を撮っていたと考えると感慨深い。



January 06, 2005
マイケル・ムーア

何度来ても好きになれないNYを離れて、LAへ。斜め後ろの席がマイケル・ムーアだった。思っていたより巨体で、いつものジャンパーを着ている。

9月にLAへ飛んだときは、後ろの席があゆだった。巨大なキティちゃんのクッションを抱えていた。

昔、六本木にWAVEがあった頃、平日の昼間にビデオコーナーへ行ったら、一番奥の棚にひとりだけ女性客がいて、後ろ姿しか見えないのだが、すごいオーラを発していた。誰だろう?と思って近寄ってみたら、ゴクミだった。息が止まるほど美しかった。

LAのレストランでは、ガブリエル・アンウォーと隣の席になったことがある。『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』でアル・パチーノと踊っていた女優さん。結構好きだったのでドキドキしたが、一緒に食事をしていた中年の親父とディープキスを始めたのでショックを受けた。最近見ないな、ガブリエル・アンウォー。あの親父と結婚したのだろうか。



January 05, 2005
ミラ・ナイール

ミラ・ナイール監督と初めて会った。『サラーム・ボンベイ!』『モンスーン・ウェディング』などの傑作で知られる、インド出身の女性監督だ。昨年は、リース・ウィザースプーン主演のアメリカ映画も監督した。想像以上に快活で情熱的な素晴らしい女性だった。来月、カルカッタでクランクインする予定の新作映画の話を聞く。

映画製作という仕事を通して、こうやって世界中の魅力的な人々と出会えるのは、本当に幸せなことだと思う。僕に映画の魅力を教えてくれたのは、川北先生という中学の読書の先生だったが、その先生の薦めで、インドの巨匠サタジット・レイ監督の『大地のうた』『大河のうた』を観て、感動したのを思い出す。

あの頃は映画館へ行って映画を観るのが、わくわくする冒険だった。今そうでないのは、映画の質が落ちたのか、ビデオなどで手軽に映画を観られるようになってしまったからか、それとも、ただ僕が年を取っただけなのか。

NYは今日は雨。



January 04, 2005
NY

今日から、9年ぶりのNY。曇っているが、思ったほど寒くない。

親友と会う。彼女は、家出して東京へ行き、ダンスの勉強をしながらヌードモデルで生計を立て、オーディションに受かって映画に主演し、その映画を観たインディペンデントでは有名なアメリカ人監督と結婚して10年前にNYへ移住し、今は服のデザイナーになっている。人の運命はわからないものだ。

まずは、ミート・マーケットでランチ。今はおしゃれな店が並んでいるが、最近まではその名の通り肉市場で、今でも残っている。昔は犯罪も多く、店頭の肉をぶら下げるフックに死体が吊してあったりしたそうだ。

次に、念願のアメリカ自然史博物館へ行く。「スペース・ショー」に感動。子供の頃、「星座を見つけよう」という絵本が好きで、明石天文科学館のプラネタリウムへよく行った。大人になって教材用のプラネタリウムも買ったが、久しく使ってない。日本に帰ったら、見直してみよう。