August 29, 2004
『予言』について
『予言』の鶴田法男監督とは2度目の仕事になる。1本目は『リング0〜バースデイ〜』だけど、このときはあんまりクリエイティブな面では参加していない。
『リング0』の記憶といえば、仲間由紀恵さんと麻生久美子さんのキャスティングをしたことくらい。もともと僕の企画だし、書くのを渋る高橋洋さん(『リング』『リング2』の脚本家)を「鶴田さんが監督やるなら書くでしょう?」と説得したのも僕だが、アスミックという会社が権力を傘に製作を仕切ると言い出して、身を退いた。
それはさておき、鶴田監督はホラーの天才である。いろんなところですでに指摘されているが、Jホラーの霊描写の基礎はこの人が築いたのだ。Jホラーシアターの企画を鶴田監督に相談したとき、あえて幽霊を出さずにホラーを作りたいと言うので、びっくりした。そして、作品が出来ていく課程を見ていて、びっくりの連続だった。ホントに怖いのだ。天才はやっぱり違う。
August 29, 2004
『感染』について
「世にも奇妙な物語」ファンだった僕にとって、落合正幸監督は興味津々の存在だった。落合監督が撮る「世にも」は、明らかにほかの監督たちと違って、何かが狂ってた。「世にも」を撮るために生まれてきた監督のように思えた。それじゃ、普通のドラマは撮れない?
それはともかく、落合監督に初めて会ったときのことは、今でも覚えている。7年前のことだ。落合監督は、僕が想像してた通りのひとで嬉しかった。理数系の先生のような感じ。おしゃれな服を着て、でも、狂気を感じる。
そして、念願叶って『感染』で初めて仕事をした。周囲からは「大変だよ」「毎日徹夜になるよ」と散々脅かされたが、そんなことはまったくなかった。今までの作品は、よほど製作態勢が悪かったのだろう。とても気持ちの良いプロの現場だった。でも、狂ってるところはちゃんと狂ってた。だから、完成した作品は、やばいくらいの狂気をはらんだ現代を象徴するホラーに仕上がった。